院長が切れた!!
朝目覚めるといつもと様子が違う!
タンスやベッドが赤く染まって見えるのだ。
起き上がって鏡を見て驚いた。
右目が半分真っ赤に充血している。
充血と言うより出血して血糊がベタッと付いた感じ。
一体全体私の右目に何が起こったのか?
朝から私の顔はプラネットハリウッドに置いてあるアーノルドシュワルツネッガー
のターミネーターの蝋人形の様相となった。
コンプレックスの固まり人間の私の大きな一つのコンプレックスは
私が強度の近眼であること!
眼鏡の度なんてキツイ!キツイ!!
眼鏡の硝子も厚い!厚い!!
その上に私の眼鏡は、今流行のセルフレームのおしゃれな眼鏡ではない。
将棋の羽生名人が掛けている様なスチールフレーム!!
いわゆる「がり勉君」タイプの眼鏡。
髪型がサブちゃんで眼鏡が「がり勉くん」ではチョイ悪オヤジではなくて
ただのモテナイ中年オヤジだ。
私は開業して一度もスタッフに私が眼鏡をしている姿を見せたことは無い。
そんな私の目が目が血糊でべったり!
コンタクトを嵌めようかどうか真剣に悩む!!
友人でもあり、先輩でもある岡山駅西口のT眼科のT先生に
電話で相談しようかと思うが、「絶対コンタクトは止めろ!」と忠告されるのが
目に見えていたので、エイやっとコンタクトを挿入!!
痛みが出たらその場で診療は中断!眼科に走ろうと決断して
診療室に降りる。
朝から院長の目が真っ赤になっていたら、その医院のスタッフは驚くよな!
それが普通のスタッフの反応である。
しかしヒョウキン歯科衛生士Aは違った。
私の血糊がべったりの目を見て一言!
「この年になると色々な血管が切れるのは普通ですよね!」
色々な血管が切れる?
切れてませーーん!!