天津でその後
リッツカールトンホテル天津まではタクシーで
約1000円だった。
ここでも嬉しかったのは、あの私が大好きな
リッツカールトンホテルに豪華な朝食込みで
F先生の顔で15000円程度の安い料金で
宿泊することができたことだ。
東京や大阪、いや博多でさえ、15000円で
宿泊できるホテルはビジネスホテルでも
ランクが余り高くないホテルだけであろう。
翌朝のセミナーは受付が朝の8時から
私はもちろん朝の1番に受付に行き、最前列の
席をGETした。
それから2日間のコースに参加するために
全国から集まってきていた先生がドンドンと
姿を現してきた。
驚いた!集まっていた半数近い先生と
私は顔見知りだったからだ。
このコースはニューヨーク大学歯学部教授のチョ-先生の
20回目のコ-スでニューヨーク大学のコースに参加した
先生やICOIと言う世界最大のインプラント学会の会員向けの
コースだった。
集まっている顔触れは凄かった。
九州に数件の歯科医院を展開されている先生
中部に歯科医院と別途美容外科を展開されている先生
東北のインプラント界の重鎮の息子さん
その他、もろもろ!
親子で参加されている先生の姿もあった。
聞くと息子さんは30代前半で
受講費用だけで300万円以上かかる
ニューヨーク大学のコースを
数年前に終わらせたと聞いた。
宿泊費、高いホテル代を合算すると
1人500万以上かかる計算だ。
ちなみに私はその高い金額から
怖気づいてしまい、未だに参加はしていない。
ハンズオンと言う実習もあるセミナーは
初日は午前9時から午後の5時まで続き
私はヘトヘトになった。
ニューヨーク大学のチョー先生は
アイデアマンであり、多くのインプラントに関する
機材を開発販売されていた。
機材だけでなく、インプラント会社まで所有されていた。
2日は、朝の8時開始、午後の5時半までコースは続いた。
実はこのコースは朝食、昼食、夕食まで
全て込々の上に、夕食の後は、数名の先生方は
決まってリッツカールトンホテルのお洒落なバーで
深夜まで飲みながら情報交換した。
セミナー中、ずっとマスクを離さない私に
ある先生が声を掛けてきた。
「中野先生、体調は大丈夫ですか?
ずっとマスクをされているので!」
私はマスクを外し、レーザーでシミを取った話を
すると、意外に多くの先生が私と同じように
シミ取りのために、レーザー治療を受けていたことを
聞いて、少しだけ安心した。
私だけじゃないんだ!
韓国や中国でレーザーでシミ取りをするとこんな
金額で出来ますよ!と値段を聞いて私は
頭がクラクラする思いがした。
私が大阪で支払った金額の10分の1の
安い金額だった。
私は、上海と、香港以外に
中国では天津に毎年必ず訪れて
定点観測をすると共にいつの日か
中国でビジネスを展開してやると
固く心に誓った。