ステキなレストラン
お話を伺うと、岡山大学歯学部24期卒業
私の22期後輩の同窓の先生である。
「私が岡山大学歯学部の同窓会会長を
していたの知っている?」
「はい、先生のことはよく存じ上げております!!」
正直嬉しかった!同窓会の仕事、20年以上
頑張った甲斐があったとしみじみ感じる。
私は、ゴルフもテニスもしなく、車や時計や洋服にも
ほとんど興味がなく、もちろんお金も使わない!
そんな仕事以外は無趣味の寂しい私の唯一好きなものは
美味しいものを食べることである。
だから美味しいお店があると聞くと
距離は関係なく予約さえ取ることができれば
遠くても伺うことも多い。
先日場所はかなり遠いのだが私は
2回目の来店となるあるレストランに伺った。
1回目はランチ、2回目となる今回はディナーだった。
その日のコースメニューに目を通した私たちは
おもむろにテーブルを立ち上がり、厨房の奥へと
案内された。
厨房とはレストランのバックヤード!
普段はお客さんに見せる場所ではない。
しかし、そのレストランでは、最初に客を厨房に通す。
その厨房には10名を超えるシェフの方がキビキビと仕事を
されていて、私たちが厨房に入ると
「ようこそお越しくださいました!」と一斉発生で
頭を下げて私たちに挨拶をされた。
そして、驚くことに最初の一皿は
この厨房でスプーンに盛られた一皿を立ったまま頂いたのだ。
私たち、歯科医院でも、セラミック治療を受けられる患者様に
歯科医院のバックヤードとなる歯科技工室にご案内するのは
如何だろうか?
「〇〇様のセラミックは、今ここまで進んでいます!」
これはありかもしれない!
いきなりの厨房案内で、私はカメラを持参しなかったことを
凄く後悔した。
そして、テーブル係りの女性に
「もし可能なら、オーナーシェフと一緒に写真を取りたいのですが!」
とお尋ねすると、「もちろん大丈夫です!」
「ただ、今団体のお客さまがお入りになり、バタバタしているので
少し時間を頂けませんか?」と言われる。
30分が経過して、ずっと忙しそうなので
今日は写真はあきらめようと思った瞬間
私たちの目の前に注文していない一皿の
料理が運ばれてきた。
「写真をお待たせして申し訳ありません。
これはシェフからのお詫びの一皿です!」
驚いた!
私たち、歯科医院でも、前の患者様の診療が長引いて
患者さまを10分、15分お待たせすることは時々ある。