朝令暮改
3月に入ると言うのに
岡山は肌寒い天気!
往診に訪れた方のベッドがなぜか
綺麗に片付けられている。
訪問診療では、歯科医療も患者様の人生の
最後まで深く関わることができる。
昨日の水曜日は当院のスタッフミーティングの日。
プロジェクトチームの進捗状況の発表の後に
日曜日に行われたセミナーのまとめを私が話す。
今回セミナーを受けて当院ですぐに取り入れる幾つかの
改善点について話をして、協議をした。
その中で私が一番強調したこと!
それはル-ルを守ること!
歯科医院は中小零細企業であるので
普通は企業の社長の立場の歯科医院の院長が
まずはル-ルを決める。
そして一番初めにそのルールを破るのは院長であることが多い。
院長は忙しいから特別だとか!少しなら守らなくてもいいは言い訳にならない。
しかし当院は今までは典型的なそのパターンで来た。
すると院長の姿を見ているスタッフはこの医院は一度決めたルールは
余り守らなくてもいいんだと言う風潮になる。
歯科医院のスタッフは院長を見て育つからだ。
それ以上に、真面目なスタッフ、能力の高いスタッフほど、ルールを守らない院長のいい加減さに、やる気を無くす傾向が強い。
院長は自らモチベーションや生産性を向上させようとして
逆に自分の首を絞めているのだ。
ではどうすればいいのか?
院長が自ら厳しくル-ルを守ること!
そのルールが医院のシステムや現状にそぐわなければ
ミーティングで話した上で、ルールを変更すればいいのだ。
スタッフに変更したことを伝えないで、自分だけのオリジナルルールをすぐ作る
のだから、現場のスタッフは混乱する。
朝令暮改!
朝決めたルールを夕方に変えること!
今までは悪い例えに用いられることが多かった
この言葉も加速度的に変化している医療業界においては
生き残るための大きなキーワードになるのかもしれない。
朝令暮改!
一度決めたから!スタッフに話をしたから今更変更すると
スタッフの信頼を失うと恐れるのではなくて
この方が絶対良い!患者様にも大きなメリットがあると思ったら
すぐにでもスタッフに伝えて変更できる勇気を持ちたい!!
自分に言い聞かせながら文章を書き続けるも、何となく硬い文章に私の肩も何となく硬くなる!