インプラント悲喜こもごも
今日も患者様からインプラントの相談が相次ぐ。
それも若い女性から!(私より!)
奥歯を虫歯で数ヶ月前に抜いた病院勤務のAさんは,抜いた場所をそのまま放置!反対の歯に負担がかかり悪くなることを心配したAさんは、
怖いんだけどインプラントを決意!
電話で相談があったデパート勤務のBさんは、歯にひびが入り「歯根破折」と
言う状態を起こした。残念ながら歯根破折には抜歯するしか方法がない。
Bさんは歯を抜いた後の処置を心配されて電話を掛けてこられた。
両サイドの歯が天然の虫歯のない歯だっったので
説明の上でインプラントを決定した。
Cさんのケースは少し複雑!
Cさんは不幸なことに交通事故で一瞬にして前歯と奥歯数本を失った。
その後数箇所の歯科医院を転々として入れ歯を何度も作り変えるも
なかなか体に合わない!フィットしない。
保険外の高額な入れ歯に挑戦するも「結局どぶにお金を捨てる結果になった」
とCさんは言われる。
若い女性のCさんには、取り外しの金具が見える入れ歯は
その存在が大きなストレスとなった。
入れ歯でよく噛めなくて、お友達と食事に行けない。
入れ歯が動くので、電話の話が聞き取りにくい。
ご主人に訳も無く当り散らす!
子供にもなぜかむしゃくしゃして当たり散らす!!
家族や親戚、友人までが、腫れ物に触るようにCさんと接する。
今まで私は入れ歯のことで一体どれくらい損をしてきたことか?
一体でれくらい回りの方に迷惑を掛けてきたことか?
インプラントがうまくゆけば私の人生を変えることができる。
今まで我慢したあの食事も、スポーツも、旅行も楽しめるだけでなく
家族や友人への信頼も、もう一度インプラントに挑戦することで
取り戻したいと、涙ながらに訴えられる。
そしてCさんもインプラトを決断された。
たかがインプラント!されどもインプラント!!
悲喜こもごもであるも、当院の患者様に少しでも幸せを提供できるように
努力したい。