新聞クイント
歯科医師の先生向けの新聞に「新聞クイント」がある。
新聞クイントの新春号には毎年必ず「歯科人新年の一言」が掲載される。
今年の「歯科人新年の一言」に、この私に一言お願いしますと
昨年末に編集部から連絡を受けた。
そういった話はこの私大好きよ!と即OKを出して一言を考えた。
「ありがとう」の言葉と笑顔があふれる日本一の歯科医院を目指したい
と一言を書いた。
最後まで日本一の言葉を入れるかどうか迷いに迷った。
何せこの「歯科人新春の一言」は歯科医師会の会長の先生や学会会長の先生方、大学の教授やセミナーの講師の先生など、歯科会で今をときめく活躍をされている先生方が一言を書かれるのだ。
私に話が会ったのは「岡山大学歯学部同窓会の会長」の肩書きがあったからだ。
えらい先生がかかれる中、若輩者の私が日本一の言葉を入れるべきか?入れないべきか?
しかし私は日本一の言葉にこだわった。
最初は日本一の言葉を省いて原稿を出したのだが、校正段階になって
やはり日本一の言葉を入れてくださいとお願いした。
目指すのは勝手である!目指さないと近づくことさえ出来ないと思う。
非常識に考えて非常識に行動したい。
新聞クイントを今日の診療後の終礼でスタッフに紹介した。
「それって何かに挟み込まれて送られてくるのですか?」とスタッフからの質問。
いかにも無料情報誌のホットペッパーみたいじゃないか?
無料じゃない!一部210円である。
この新聞クイントはね?歯科の世界では有名なクインテッセンス出版事業部の。。。
と話をしたかったが、嫌われそうなので辞めにした。
しかし他の先生の文章を読むと「これからの歯科界を変えたい」とか
「患者さんのため!国民の皆様のため!!」と歯科界の発展に尽くしたいと言った大きなビジョンが見えるのだが、
私が書いた一言は、こだわった「日本一」の言葉がある無しに関わらず
自分の歯科医院がどうのこうので、何だがスケールの違いを感じる。
新聞を自宅に持ち帰り子供に自慢するのだが
誰一人その新聞を一瞥さえしないのであった。
寂しい。。。