カシータ最終章
実はメールでカシータに予約をした時に、あるリクエストをしていた。
それは「可能であればオーナーの高橋さんに直接お目にかかりたい!」
私は「スタッフ教育をどのようにすれば、ここまでモチベーションを上げて
高いレベルのサービスを与えることができるのか?」
その秘訣を高橋さんに直接伺いたかったのだ。
実は土曜日、食後のデザートとお店からのプレゼントである
クリームの上に名前を刻まれたカプチーノを堪能している時に
目の前のテーブルに高橋さんが突如現れた。
これはこの後にうちのテーブルにも挨拶に来られると
私と妻には小さな緊張が走った。
しかし高橋さんは無情にも、私達のテーブルは通り過ぎて向こうに
去っていってしまった。
テーブルの係りの人が「高橋は挨拶に伺いましたか?」
と言って来られたので「いえ、まだ来られていません!」と返事をすると
彼は怪訝な顔をされた。
後から届いた手紙で知ったことだが、どうやら店側の連絡ミスで高橋さんは
私達のテーブルに挨拶に来る予定だったが
間違って目の前のテ-ブルに挨拶に行ったらしい。
高橋さんとのご対面はこちらが無理にお願いしたことであり、
「できたらお会いしたい!」と私が一方的に言っただけのことである。
カシータからは「高橋は全国を飛び回っているので無理だと思います!」と
返事を貰っていたのでカシータに全く非は無いのだが
岡山の自宅に戻っ火曜日に高橋さん自ら直接お侘びのメールを頂いた。
初めてカシータを訪れた岡山の田舎の歯医者に高橋さんが直接メールを送ってくれるとは?凄いね!なかなかできない!!
でもやはりトップの行動や考え方でチームの行動も決まる。
私も「ありがとう」の言葉と笑顔が溢れる日本一の歯科医院を作るために
今後も非常識に頑張りたい。
今日ある建築関係のお仕事をされている患者様が当院に来院された。
「今巷で話題の姉歯設計事務所の偽造問題はよくあることですか?」
と私は大変失礼な質問をした。
すると「あれな完全な詐欺行為!建築関係や設計関係の仕事に携わる
私達には本当に迷惑な話!」と言われた。
私が印象に残ったことは「私達は仕事に誇りを持っている!」と断言されたこと!
私達歯科関係者も私達の仕事に大い誇りを持つべきだ!
しかし「姉歯」の歯の文字が新聞に出ると、また歯医者の悪い話題か?と
ドキッとするのは私だけであろうか?