ホテル ミラコスタ(東京) 宿泊記
2003年の医院旅行はイラク戦争とSARS騒動の影響をもろに受けてしまい、開院以来11年連続海外旅行に行っていた我が医院も初の国内旅行となってしまった。
行き先は東京ディズニーランド、1泊2日でディズニーシー、ディズニーランドを両方楽しもうという欲張りなプランだ。 行き先は決まった! しかしホテル選びには困ってしまった。
やはり一生に一度くらいはホテルミラコスタと思ったが何せ料金がバカ高い上に希望のカテゴリーの部屋を6部屋も押さえられない。
その時は六本木ヒルズのグランドハイアットがオープンしたばかりでクラブフロアでもミラコスタよりかなり安い特別料金を出していた。 グランドハイアットにしたい、でも遠い!当院のスタッフはグランドハイアットで騒いだら困るかも?という理由からミラコスタにした。 何とかパラディーゾサイドのデラックスルームを並びで6部屋押さえることができた。
1泊ツイン58000円の料金はあのパークハイアットよりフォーシーズンズ丸の内より高い!高くても私を満足させてくれればそれで良かった。 チェックインの際、フロントのスタッフが皆若いのには驚いた。 フロアのスタッフも若いせいか私が何か頼もうとしても気がつかない!
いいホテルにはフロアに一人ベテランの本当に回りに良く気がつくスタッフもいるものだが、ここには皆無であった。 部屋までスタッフがついてきてくれて部屋の案内をするのだが、1人のスタッフが3部屋を担当して部屋の説明をしてくれた。
しかしこの説明を私は3部屋全て聞いて回ったのだが、全て同じことの繰り返しにすぎなかった。 相手の年齢、家族構成によって説明を変えるなどの工夫は全く見られなかった。 いわゆるマニュアル通りの対応しか出来ていなかった。
その説明も長くてくどい!早朝についてチェックインの2時までディズニーシーで遊びまわった私たちは「わかるから、もう出ていってちょうだい!」と感じてしまった。
ホテルのソファ、調度品は一見ヨーロッパのアンティーク調なのだが、何か安っぽく感じられるのは私だけであろうか? バスルームのアメニティはミッキーなどのキャラクターがついていて子供連れには受けそうであった。
ホテルの窓からはイタリアのポルトフィーノの町並みが見えて仮想現実の世界にドップリとつかれる。 朝から晩まで頭の先からつま先までディズニーの世界につかりたいときは最適のホテルであろう。 レストランの優先予約など優越感も少しくすぐられる。
ただそれだけのホテルである。 サービスも所詮子供のサービス、大人のサービスでは決してない。 このホテルは結局ディズニーファンの地方のお上りさんを対象にしているだけであって、ホテルラバーズが価格並のハード、ソフト両面でのサービスを求めると肩すかしに会う。
テーマパーク一人勝ち状態のオリエンタルランドの旗艦ホテルこの様ではディズニーリゾートの成長も頭打ちであると私は大胆にも予想する。
値段の割にサービス度低い! ディズニーファンにはいいかも!