サンセバスチャン世界一の美食の街
スタッフと個人面談を行なっている。
私が面談で聞いているのは?
「どうすればもっと働きやすくなるか?」
もちろん院長の私に対する要望もしっかりと聞く!
例えどんなに耳が痛くてもしっかりと聞く!!聴く!!!
当初のフライト予定では夕方にはサンセバスチャン入りするはずだった
私と妻の二人は飛行機の3時間以上の遅れで午後8時過ぎて
フラフラになりながらサンセバスチャン空港と到着した。
ホテルに荷物を置いて、すぐに歩いて旧市街地へと向かった。
午後9時を過ぎているのに、海岸沿いの道には多くの人の姿があり、
それは旧市街地に向かえば向かうほど多くなった。
ここサンセバスチャンは世界一の美食の街と呼ばれ
多くのバルが立ち並び、ミシュランの星の数も
狭い地域内を考えると凄く多い。
レストランやバルを初めとする美食により世界中から
観光客を集めることに成功した街なのだ。
バルセロナのバルでは1軒のバルで数時間過ごしたのだが
このサンセバスチャンでは、1軒のバルで1杯のワインと
1つか2つのおつまみを食べて、すぐに別のバルに行く
バルを数軒はしごをするのがサンセバスチャン的な楽しみ方みたいだった。
立ち飲みの居酒屋みたいな文化だが
1杯2ユーロや3ユーロだから1杯300円から400円程度で
地元の美味しいワインが楽しめて、このいワインが
日本のファミレス等のワインとは別もので安いが美味しい。
また、1つのおつまみも500円程度で楽しめる。
それもフォアグラがドーンと出てきたり、お肉も
お魚もエビも蟹も安くて美味しい。
1軒で1500円から2000円で楽しんで2軒、3軒とはしごする。
皆がそんな楽しみ方をしている。
私は初日ですっかりとサンセバスチャンにほれ込んでしまった。
しかし、サンセバスチャンの繁盛バルの繁盛ぶりは半端ではなく、
人気のあるお店は入店するのも困難、立ち飲み、立ち食いだが、
立つ位置を確保するのも困難、オーダーするのも困難と、
バル初心者には厳しいものがあるかもしれないが
私達は前日に出会ったパリ近郊で働いている
プロの料理人の女性と再度合流して楽しんだ。
ここサンセバスチャン少し足を延ばせばフランスのバスク地方
その女性はフランス語を流ちょうに話すので、私達は
食べたいもののオーダーは全く困らなかった。
「面白いね!このビジネスモデル、
立ち飲み、立ち食いで回転率を良くしながら、
食材は良いものを安く提供している!」
「日本でやったら流行るかもね?」との
私の言葉に妻が一言言った。
「もう日本にあるじゃない!このモデル!」
「???」
「俺のイタリアン!俺のフレンチ!!」
確かに俺のイタリアン、俺のフレンチは、ここサンセバスチャンの
バル文化を参考にしちているかもしれない。