岡山大学歯学部同窓会と言うお仕事
岡山市で開催された日本口腔インプラント学会
シルバーウィーク中、日本中からインプラント治療の
スぺシャリストが岡山に終結!
私は昼も夜も大忙し!
大会会長の窪木先生を始め、関係者の皆さん
そして岡山まで遠路はるばる参加して下さった
多くの歯科関係者の皆さん、本当に
ありがとうございました。
日本口腔インプラント学会の研修医プレゼン試験が
開催された9月20日日曜日の前日の土曜の夜、
私は岡山大学歯学部同窓会の現会長千原先生を始め
今の執行部の先生方とある居酒屋にいた。
私は10年間、岡山大学歯学部同窓会の
会長を務めさせていただき、先日同窓会会長を
辞して後輩に譲ることになった。
私の10年間の会長職を慰労して
土曜日に後輩の先生が慰労会を開催してくれたのだ。
岡山大学歯学部は長崎大学歯学部と並び
日本で最も歴史の浅い歯学部であり
同窓会員数も最も少ない。
日本全国には10万人の歯科医師がいるが
岡山大学歯学部同窓会員は1600名にも満たない。
そんな日本一の弱小の同窓会であるから
私も含め、過去の執行部の先生方、そして今の
執行部の先生方は、同窓会活動を重要視して、
手弁当で集まってくれて、様々な同窓会業務を
頑張ってくれた。
しかし、そんな中、私には10年間
大きなジレンマがあった。
今の、そして過去の執行部の先生方のほとんどが
年齢で言うと40歳台の先生方!
開業してまだ多くの借金を抱えている先生も多い。
同窓会活動に力を入れれば入れるほど、そちらに手を取られ
本業に悪影響が出て、歯科医院の売り上げが下がってしまうのだ。
だから私は、10年間でなるべくアウトソーシングできる
作業、仕事はアウトソーシングしたいと思って進めていた。
しかし、そこにも大きな問題があった。
日本で一番会員数も少なく、歴史の浅い国立の
歯学部同窓会は、間違いなく日本で一番
お金の無い貧乏な同窓会なのだ。
アウトシーングしようにもお金が無いのだ。
だから他の大きな同窓会では考えられないことだが
理事が自ら雑用も含めてほとんどの仕事をしてきた。
一般の会員の先生は、そんな理事の苦労、苦悩は
しらない!
だから、私たち同窓会は100回叱られたり
苦情を言われることはあっても1回も褒められることは
無かったのだ。
10年間で私のもとを「同窓会の仕事は不毛です!」
「同窓会の仕事に、遣り甲斐を感じません!」と言って
優秀な理事の先生方が何名も私の元を去っていった。
私がアクセルを踏めば踏むほど、理事の先生方に
大きな負担がかかり、私がブレーキを踏めば踏むほど
同窓会活動は滞って行った。
そんな仲間、戦友が私のために
忙しい中、集まってくれて、わざわざ
慰労会を開いてくれたのだ。
集まってくれた理事の先生は、私のことを
凄く褒めてくれた。
「前の二人の会長が同窓会の根っこを生やして頂き、
中野先生がその木の枝葉を全国に広げてくれました。」
「女性歯科医師セミナーの功績は、全国で自慢できます!」
「学生との交流を積極的に始めたのも、中野先生ですよね!」
本当に嬉しかった!
私は会長をしていた10年間で1万回叱られて
苦情を言われて、10回もその活動を褒めてもらえることは
無かったのだが、その日の夜だけで私は軽く10回以上
誉めてもらうことができた。
心から嬉しく思った私は、後輩を引き連れて
5次会のお店まで行った。
私が朝の何時に自宅に戻り、2次会以降、
私は一体いくらお金を支払ったのか?
全く覚えていない!!