院長!犬歯がありません!!
宮前先生から懇親会で貴重なお話を伺う!
宮前先生と私は同じ年だったとは!
そして共通の友人もいたとは?
しかし、臨床のレベルの違いは
段違いであった!!
私は何をしているんだろうと
じっと手を見る!!
昨年から月に1回ではあるが
土曜日の診療後、スタッフを集めて症例検討会
スタッフ勉強会を行っている。
これは最終的な目的は、スタッフが学会で症例発表をして
歯周病学会やインプラント学会の認定医や認定衛生士の
資格を取るためである。
ただ、まだそこまでハードルを上げるのは厳しいので
まずは私がスタッフに知っておいてもらいたい
歯科の基礎知識についてレクチャーすることになった。
先日の土曜日の私の話は「歯のかみ合わせ、咬合について!」
咬合は本当に大切である。
人間の歯が壊れるのは、炎症と力によるからだ。
その中で力をコントロールするために
私たちは咬合を学ばないといけない。
基礎の学問的な話から、臨床に即した話まで行った。
スタッフの反応を見ながら、時々スタッフに質問しながら
和気藹々と勉強会は進んだ。
私が驚いたことは、参加者の中で数名のスタッフが
寝るときにマウスピース、スプリントをしていること。
実は私も先日から寝るときにスプリントをしている。
私の場合、歯ぎしりや食いしばり防止ではなくて
いびき対策なのではあるのだが?
また歯を当てながら横に動かすアンテリアガイダンスの
話になると、スタッフは鏡で自分の歯を見ながら
私の話をよく聞いてくれた。
「私が犬歯ガイドです!」
「私はグループファンクションです!!」
「私は、私は、犬歯がありません!!」
「ちょっと待って!犬歯は歯の中で一番根っこが
長く、一番最後まで普通は残る歯です」
そう言って自分の歯を鏡で見て
思いっきり驚いた。
私の口の中には右下の犬歯が無かった。
学生時代、矯正治療を私は受けた。
その時、どうやら抜いたようだった!
灯台もと暗し!
いや、歯医者の癖に自分の口の中に
3本しか犬歯が無いことも知らなかった何て!
歯医者失格???