土曜日と日曜日の
2日間、福岡に移動して
スーパーペリオ塾に参加した。

このスーパーペリオ塾は
長谷川先生、水上先生、白石先生、北島先生と言う
日本の歯周病治療のトップの先生方が講師！！

この４名の先生から熱く歯周病治療について学べるのだが
土曜日は午後５時から９時まで４時間に及ぶ
参加者の症例検討会がある。

それから飲みに行くので、本当にクタクタに
なりながら、寝不足になりながら
歯周病治療の最先端をしっかりと学ぶのだ。

講師の４名の先生が言われることは
精神論であり、テクニック論でもある。

「保険の点数が凄く低いのはわかるけど
もっと歯周病の治療をしっかりとやろうよ！！」

ある歯科医療ジャーナリストの方がこんな記事を書かれていた。

「日本の歯科医院できちんと歯周病の治療を行っているのは
５件に１件も無い！」

ある意味で当たっていると私は思う。

私が所属するスタディクラブでこんなアンケートを
取ったことがある。

「スケーリングルートプレーニング（SRP)と言う
歯周基本治療の時に麻酔をしている医院は？」

ほとんどの先生が手を挙げなかった。
ほとんどの歯科医院で麻酔をしないでSRPが行われていた。
日本には６８０００軒の歯科医院があるが
エムドゲインと言う歯周再生療法の治療に用いる
有名な薬剤を定期的に購入している歯科医院は
数％しかないと聞いた。

ほとんどの歯科医院でエムドゲインを使っての
歯周再生治療を行っていない。

歯周病の基本治療を担当する歯科医院は
平均で１つの歯科医院に１名弱しかいない。

ある症例発表をされていた京都の歯科医院では
歯科医師がブラッシング指導を行い、SRPも
行っていた。

確かに再生療法は凄く難しい！一般のインプラント治療の
方がずっと簡単であると思う。

「保険の点数が凄く低いのはわかるけど
もっと歯周病の治療をしっかりとやろうよ！！」
４名の先生方の声が頭の中で木霊した。

当院の歯周病治療は、まだまだのレベルである。
私のオペのテクニックもまだまだである。

しかし、私は向上心を持っている。
これからも死ぬ気で臨床に取り組もうと
思っている。

しかし、しかし、しかし、日本のTOPの４名の講師の先生方は
１５年経過症例や２０年経過症例をバンバンと出されてきた。

１５年前から、２０年前からこんな仕事をやっていたの？

私が今終わった患者さんが１５年経過する時は
私は６６歳になる。２０年経過する時は私は７１歳になる。

これは私が長生きするしかない！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。