Dr.中野の活動記録
2005-7-21
奇跡のレストラン
昨日は同窓会の理事会から夜の11時過ぎに
自宅に戻り、まだ時間はあると書き始めたブログ!
12時前に「保存する」ボタンを押した途端、
ブチッと音を立てて全ての文章は一瞬にして消滅した。
深夜のライブドアブログでは過去に何度も泣かされてきたが
またかと深い深いため息をついた。
折角熱い思いを込めて書いた「歯周病の話」
幻となってしまった!!
2度と書く元気は診療と会議でクタクタの私にはなかった。
今日は夕方から、あの奇跡のレストランと名高い
「カシータ」のオーナー高橋滋さんの話を聞くために
ある産婦人科のセミナールームを訪れた。
産婦人科のY先生は私と同じ吉備人出版から本を
出版されているので一度お目にかかりたいとは思っていた。
話を伺うとY先生は素晴らしくまろやかな優しい話し方をされる。
さすがに女性が相手の産婦人科の先生と唸った。
横でニコニコと満面の笑顔の男性スタッフ?も素晴らしい。
やはり感動マジックか?と最初から期待値はぐんぐん上昇した。
参加者には友人の熱血O先生以外にも数名の歯科医師の姿もあった。
高橋さんは黒のパンツに大きな黒い襟のシャツで登場した。
若々しくと言うより、脂ぎっている!!
高橋さんの話の要約をまとめる。
全ての仕事はサービス業である。
病院と言う言葉が語源のホスピタリティを見直さないといけない。
ホスピタリティを追求するには
1)目線を変えること ー 歯科医院では患者様の顔をしっかりと
観察すること、歯ばっかり見ていると駄目!
2)無駄の薦め ー 免責のサービス圏から飛び越えて次のランクの
サービスを行うために、まずは人間らしい一言をかけること
3)規則とサービス ー 規則だからできないとか規則でがんじがらめに
なる前に何がサービスなのか?を考え直す。
全ての仕事はお客様からお金を貰って成り立っている。
そのお金を頂くことにあなたは無頓着になってはいないか?
歯科医院でも例え保険の負担金で数十円を支払う方にも
そのような金額の積み重ねで、スタッフの給料が賄われていて
歯科医院の機材も購入できることをもう一度再確認して、
今まで以上の感謝の気持ちを表すべきである。
高橋さんの言葉を借りると
「お客様に対する感謝の気持ちを右足に乗せて、一歩前に出て
行動する!感謝の気持ちは相手に伝わらないと意味がない!!」
時間は短いセミナーではあったが気づきは多く
素晴らしいセミナーであった。
私は妻と一緒に参加したのだが当院のスタッフに
ぜひ聞かせたい話であった。
しかし高橋さんは本当に話がうまい!服装も今回は第2ボタンは
外していなかったがそれでも大きなバックルのベルトに黒シャツと
派手だし、フェロモンは全快である。
とても50代に見えない!!
帰りの車の中で妻に
「俺が50になったら、あんな風になれるかな?」と聞くと
「熱血O先生ならともかく、あなたは無理でしょう!」と
一言で切り去られてしまった。