リスボンの食
そりゃそうだ!
決して満足しない食事とはいえ
カロリーの高い脂っこい食事ばかり
1週間も取り続けていた私の
体重はGWで急増化!
機内食、全部食べなければよかった!!
とは後の祭り!!!
マロークリニックの規模は凄く
本院だけで500名のスタッフが働いている。
リスボンにある他の2つのクリニックを
合計すると700名ものスタッフがいると
聞いた。
そのマロー先生は私より2歳か3歳年上ではあるが
歯科大学を卒業したのは私より数年遅く
クリニックを開業したのも、私より2年から3年は
お遅い!
自分なりに20年以上一生懸命頑張ってきたつもりだが
この違いに繋がる違いはどこから来ているのか?
何度も自問自答する。
マロー先生と出会い、握手をして
簡単に話ができた私は、午後の研修に戻った。
午後は審美歯科の治療を見学する傍ら
All-on-4の即時荷重する上に入れる歯の作成を
技工室に入り浸って、つぶさに観察させてもらった。
技工士だけで50名以上がいる歯科技工室では
実際の多くの技工物を見学して、ここでも
私は生きた情報をつかむことができた。
全ての研修が終えて、私はパトリシアに
予約してもらったリスボンでの最後の晩餐に
出かけることにした。
チューリッヒと違い、リスボンは目の前が海である。
ここは海の幸を堪能しようと私はメニューと格闘した。
そして、デギュスタチオンメニューと言って
シェフお任せの4品の前菜のあと、自分でメインが選べる
コースにした。
コースのお値段は日本円で5000円程度
ワインもグラスでは700円から800円と
チューリッヒと比較して半分に近い金額に
私は喜んでた。
前菜は、少しづつ多くの品数が出てきたが
最初のプレートにはコッドフィッシュと呼ばれる
魚のサラダが大きく鎮座していた!
美味い!
詳細なシェフの仕事に私は満足して
今回の食事が長いヨーロッパの旅の中で
最高の食事と確信した。
次のプレートには、コッドフィッシュと呼ばれる
魚のケーキが大きく鎮座していた。
そのケーキも火の入れかた、塩加減も含めて
素晴らしい出来で、満足した私だが
少しだけ不安に駆られていた。
実は私は4品から選べるメインに
牛肉や、鶏肉や、ベジタブルではなくて
コッドフィッシュと呼ばれる魚を選んでいた。
メインのコッドフィッシュはポルトガルの
有名な郷土料理であったのだが
私は食べきれないで天井を仰ぐことになった。
シンプルな魚料理が食べたい!!