マイクロ治療(顕微鏡治療)
勤務医の先生と、4年目の衛生士さんが
わざわざ遠方の当院まで見学に来られる。
東京に出かけるより長い時間を
かけて、岡山の辺鄙な当院まで
来られることに感謝!
しかし、お二人共若いのに
凄くしっかりとされている。
当院の勤務医や若手の歯科衛生士は
こんな風に自主的に他の医院まで
見学に行く勇気があるのであろうか?
凄く疑問に思う!!
今日の昼休み、当院にマイクロと呼ばれる
顕微鏡が導入された。
いや正式にはマイクロのデモ機を
今日から数週間借りることになった。
今の世界の歯科の流れは間違いなく
視野を拡大しての治療!
私が見学した、シンガポールの歯科医院でも
パリの歯科医院でも、香港の歯科医院でも
もちろん日本の歯科医院でもルーペと呼ばれる
拡大鏡を使ったり、マイクロを呼ばれる
顕微鏡を使っての視野を拡大しての治療は
今や当たり前になっている。
肉眼だけの歯科治療はもはや古く
時代遅れである。
当院でもほとんどの歯科医師がルーペ
拡大鏡を使用して、拡大下での繊細な
歯科治療を行なっている。
ルーペとマイクロを比較すると
自転車と車ほどの違いがある。
ルーペの値段は数万円から高いもので30万円~40万円
自転車のフルカーボンで高いもので30万~40万円
価格帯はほぼ同じである。
マイクロの価格は、格安の中国製で100万円オーバー
カールツァイスの高級品になると数百万円から
1000万円オーバーとなる。
車が軽からベンツまであるように
マイクロも格安から高級まで値段だけでも
かなりの幅が存在する。
そんな、私は先日モナコで飲んだ勢いで
日本におけるマイクロ治療の権威
鈴木真名先生に、「先生、初めて購入する
マイクロはどの機種がいいんですか?」
と真剣に質問した。
鈴木真名先生は私にこう答えられた。
「マイクロはあくまで手段に過ぎません。
目的地に到達するなら、高級車でも軽でも
到着時間はそんなに変わらないように、
まずは安い機種でも良いので購入して
使ってみることから始めてください!」
そんなコメントの後で鈴木真名先生は
この2機種を私に推薦してくれた。
その機種は車に例えるなら
クラウンまで行かないマークツークラス!!
えっ!マークツーって車種
今でもあったっけ!!