岡山大学歯学部28期生卒業式、謝恩会
昨日の月曜日、岡山大学の卒業式の日
私も大忙しの1日だった。
お昼は診療をブロックして卒業生を前に
同窓会の説明会、夜は診療を早めに上がり
卒業謝恩会に参加!
謝恩会での岡山大学歯学部同窓会長としての
私の挨拶!下記の原稿から事情を考慮して
国家試験の件だけカットした。
「28期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
同窓会の会長をしております中野でございます。
6年前、皆さんの期の新入生歓迎会のことを
今でも私はよく覚えています。
あれから6年が経ったのかと思いますと、
月日が過ぎるのが凄く早いなと思います。
今日は皆さんの卒業謝恩会でおめでたい席ではありますが、
今年の国家試験現役生9名が不合格という残念な結果になりました。
おめでたい席なので、あまりこの話題に触れたくは無いのですが
9名の方に私が言えることは人生は長い!
1年のビハインドは必ず取り戻すことができる!!と言うことです。
国家試験に合格した方はおめでとうございます。
ダメだっか方は、あきらめないで1年間
モチベーションを保って頑張って欲しいと思います。
私が歯科医師の先輩の一人として今年卒業する皆さんに
お話したいことは2点あります。
1点は、卒業生は卒業後も仲良く連絡を取り合って
切磋琢磨を続け、お互いに刺激を与え合って欲しいと言うことです。
毎年、こんな形で多くの学年を見て、卒業してゆく皆さんを
見ていると思うことは、まとまりがあって元気がある学年と
そうでない学年があると言うことです。
まとまりのある学年は卒業後、何年かすると
セミナーで講師をする先生や、学会で凄い発表をする先生が
同じ学年から出てくることがあります。
今年の学年は私は凄くまとまっていると思っていました。
それだけに国家試験の結果は本当に残念なのですが
卒業後もお互いに刺激を与え合って頑張ってほしいと思います。
皆さん、仲良くしてくださいね。
2点目は、あなたが乗り越えられない苦難は決して
こないと言うことです。
逆に言えば、あなたの目の前にある苦難、困難を
あなたは必ず乗り越えることができるということです。
私はこの言葉を私自身が大きなトラブルを抱えていた時に
メンターと慕うある方から直接教えてもらいました。
この言葉にエビデンスは無いかもしれませんが、
世の中の真理と私は思っていますので皆さんにも
お伝えしたいと思っています。
皆さんは4月から研修医となり、多くの患者さんと
直接向き合うことになります。
患者さんからクレームを言われたり、トラブルになったり
必ずそのようなことが起こると思いますし
プライベートでもアクシデントに巻き込まれるかもしれません。
そんな時も、この言葉を決して忘れないようにして下さい。
あなたが乗り越えられない壁や苦難は決してあなたの
前には現れない。
あなたは絶対乗り越えることができる。
今からの1年は大変な1年ですが、歯科医師として
最高に成長できる有意義な1年だと思います。
頑張ってください、そして楽しんで下さい。
本当にご卒業おめでとうございました。
本日はお招きありがとうございました。」
28期生の卒業生63名、
これからのあなた方の歯科医師としての
人生にエールを送ります。