羽田から富山に、そして岡山には?
いつものよう飲み過ぎた私は
日曜日の朝、フラフラの頭を抱えながら
今日のセミナー会場へと
自転車を走らせていた。
途中の大元小学校で大歓声が聞こえてきた。
覗いてみると、地区の体育祭が開催されていた。
そう言えば大野小学校の地区の体育祭も?今日??
いつからか私には、地区の体育祭から
全くお声が掛からなくなっていた。
金曜日の羽田空港、岡山発羽田空港経由富山行き
確認しまいまま、8番乗り場からバスに乗車した私は、
凄く遠い国際ターミナル経由で
第2ターミナルまで何とか戻ってきた。
時計を見ると搭乗の17分前、
空港内にはアナウンスが流れていた。
「8時55分出発の方は後少しで検査場
入場を締めきらせて頂きます。」
そのアナウンスを聞いて余計焦る私。
検査場の係員の方に先導されて
並んでいる方を数人飛ばさせて頂いて
いつものカードをスキップサービスで機械にかざす。
「これで何とかなる?」と思った次の瞬間
「近くの係員の方にお知らせ下さい!」と1枚の紙と共に
検査場への入場が拒否される。
それから係員の方の対応は凄く速かった。
私のカードを持ち検査場からカウンターへ走り
すぐにチェックする。
「株式優待券の使用ですね!」
そうだ、今回の羽田から富山行き
私は株主優待券を利用するつもりだったので
まずはカウンターでの手続きが必要だったのだ。
15分前は過ぎているので私はもうダメだと思っていたが
「これで大丈夫です!」の一言に背中を押されて、
検査場から乗り場へと走り、何とか出発時間の
5分前に機内に滑り込むことが出来た。
スーツを着ていた私は顔はもちろん体中
汗だらけになっていた。
「ゼーッ!ゼッー!!」と言いながら
凄い形相で機内に乗り込むと
知り合いの埼玉のS先生がプレミアムクラスの
一番前の席で、涼しげに新聞を読まれていた。
「こ、ん、に、ち、、は、、、ゼーッ!ゼッー!!」
凄く恥ずかしかった。
しかし大勢の方に助けられ私は
何とか富山まで飛ぶことが出来た。
帰りは特急のサンダーバードと新幹線を
乗り継いで、岡山まで戻るつもりでいた。
私の予定では、富山発19時56分京都着22時45分
京都発22時52分の最終ののぞみに乗って
岡山に23時58分に到着する予定だった。
完璧な計画のはずだった。
富山駅の緑の窓口で切符の購入をお願いした私に
JRの方は「京都駅での乗り継ぎは普通は10分です!」
と言われた。
「急げば7分でも間に合いますよね?」と聞いた私に
「昨日から北陸本線は大雨の影響でかなりの遅れが出ていて
今日の午前中の特急も全て大きな遅れが出ています。」
と言われる。
7分以上遅れると私は最終の新幹線に間に合わない!
いや3分でも遅れると岡山まで戻れないで帰宅難民になる。
富山に着いた途端、私はまた途方に暮れた。