豚さんにお世話になる!
午後7時前の新幹線で大阪に移動、
最終の新幹線で岡山に戻る!
飲み代よりも、新幹線代のほうが高くつく!
しかし、午後11時過ぎの新大阪駅
マクド以外の全てのお店が閉まっていて驚いた。
これじゃー、当院の大切なスタッフへの
お土産すら買えやしない!(言い訳)
今日の日曜日は下関で開業されている
Y先生のYSCセミナーの日だった。
このセミナーは2期目となり、長期間の10か月のコ-スであるが、
1期の先生が多く再参加されている状況を考えると、
凄くためになるセミナーだと言うことは間違いない!!
今回のテーマは歯周外科アドバンスだった。
40歳以上の日本人の多くが歯周病に罹患して
50歳台から歯の欠損が増大する中
今でも、日本の多くの歯科医院は歯周病に
ちゃんと取り組んでいないと言われている。
多くの日本の歯科医院が歯周病に本気で
取り組まない理由は、多くあると言われているが
下記の4点が主に言われている理由である。
1、歯周病の保険点数の低さ
2、歯科衛生士不足
3、歯周病の治療の面倒臭さ
4、患者様の治療への理解不足
当院も、10年以上前は、歯科衛生士が行う
スケーリングルートプレーニングと言う治療で
痛み止めのために麻酔をしたら
「歯石を取るだけで麻酔をするなんて、治療のやりすぎじゃない!」
って批判されたこともある。
また6回はスケーリングルートプレーニングの治療に掛かると
説明したところ、「他の歯科医院では、わずか1回で
全ての歯石取りが終わったのに?」とクレームを言われたことも
1度や2度では無い。
歯周病の治療は、今はほとんど確立されていて
きちんとした治療を受けることで、歯周病の進行を
抑えて、いつまでも自分の大切な歯を長持ちさせることが
可能になってきている。
そのためには、歯科医師は歯周外科の繊細な
テクニックを覚えないといけない。
今回は、豚さんの顎の骨を使っての
歯周外科の実習がメインのセミナーであった。
医療の世界は日進月歩しているので
医療従事者は常にセミナーや講演会に参加して
新しいテクニックを習得することは必至だと
私は感じているが、それだからと言って
いきなり初めてのテクニック、手技を患者様の
体で実践する訳にはいかない。
だから、ここで豚さんの顎が凄く役に立ってくれる。
私は豚さんの顎でこれまでも何度も歯周外科の実習
インプラントの実習を行ってきたので
講師の先生のデモの先々を自分勝手に進めていた。
私の目の前に置かれた豚さんの顎は、日本の歯科の
発展のために、時間の経過とともに、切り刻まれていった。
お世話になっている豚さんに敬意を表して
今日のお昼ご飯は、「和風かつ丼」にした!!