歯医者の義援金
今日から、２０周年を迎える記念すべき
１年間が始まる。
朝から、スタッフやいつもお世話になっている
業者さんから花束が続々と届けられる。
この地に「なかの歯科クリニック」が存在して
本当に良かった！多くの方にそう思ってもらえる
歯科医院を頑張って作りたい！！
３月１１日に東北大震災があってから
私の頭の中から、震災のことが全く離れない！
「今、自分に出来ることは何か？」
「被災された方に、私が今出来ること！貢献出来ることは何か？」
を常に考えて自分なりに,行動してきたつもりだ。
そんな私の頭の中に、ずっとあることが
喉の奥に刺さった魚の骨のように存在していた。
それは、それは、義援金の金額だ！
私が尊敬申し上げるベネッセの福武会長は
いち早く、個人の１億円を義援金として寄付すると発表した。
ソフトバンクの孫さんは、何と１００億円！
AKB48グループは５億円、久米宏さんは２億円
イチロー選手は１億円、韓国のペ・ヨンジュンさんは７３００万円
ホリエモンは１００万円
私は義援金の募金箱には必ず一万円を入れて
医院に募金箱を設置して、患者さんやスタッフから
集まった額と同額を医院から寄付するとも発表した。
義援金は金額の多寡ではないと
わかっているのだが、現地の状況を見るたびに
これで本当にいいのか？と自問自答を続けていた。
そんな私は、今朝のクリニックの朝礼で突然に、
「開院記念日を迎えての挨拶をお願いします！」と振られて、
唐突に義援金の話を始めた。
「当院は、今日で１９歳を迎えました。
これだけ多くのスタッフと共に、この地で
歯科医院を継続出来たのも、多くの方のお陰です。
多くの方に支えられたから、今があるのです！
４週間前の、３月１１日、この日は
私の４８回目の誕生日であったのですが、
東北であのような震災が起きてしまいました。
今度は私たちが東北の人を少しでも支える番です。
今回、受付の募金箱に集まった７２０００円に
１００万円をプラスして、１０７２０００円を
義援金として出したいと思っています。
しかし、復興には長期間必要です。
今から毎年、当院では１００万円を１０年間継続して、
義援金として捻出したいと思っています。
今すぐに１０００万円は無理ですが、１０年間を掛けて、
合計１０００万円を義援金として、私は出すつもりです。
スタッフの理解と協力をよろしくお願いします。」
言っちゃった！
喉の奥の魚の小骨が取れた瞬間だった！！
岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」
院長中野 浩輔
- 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
- 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
- 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
- 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設
当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。
