今、東京で！
東京へと移動する。
驚いた！岡山空港の東京便ガラガラ！！！
山手線も節電で電気は暗く感じるし
エスカレーターもほとんど止まっていた。
丸の内界隈も、人が少なく活気が全く無かった。
震災の影響で、この連休に私が参加を申し込んでいた
歯科治療のセミナーは全て中止された。
セミナーに参加して、ピエゾと言う歯科機械を購入しようと
思っていた私だが、購入のあてがかなり狂ってしまったが
これも仕方がない。
別の東京での仕事があったので、急きょ、
連休中に開催されるセミナーを探し出して申し込んだ。
セレックと言うコンピューターを使った
歯科治療のセミナーは、会場は普通の歯科医院。
ライブデモと言って、実際の患者さんの治療を
目の前で見学できることは、机上の講義と違って
多くの学びを得ることが出来た。
写真撮影の許可をもらって、多くの写真も撮影出来た。
しかし、参加者の先生は定員より少なく、
多くの方がキャンセルされたと聞いた。
その歯科医院は、東京駅の地下にあった。
セミナー中、数名の先生の携帯のサイレンが急に鳴った。
「今、宮城で地震がありました！」
１名の先生が報告された。
その話を聞いて情けないことに、私は急に怖くなった。
「ここで大きな地震が起きたらどうしよう？」
駅の地下なので、電車の振動か？別の揺れか
解らない何かを感じて怖くなった。
こちらでは、毎日のように余震が続いていると言うのに！！
今回の東京出張で私は、東京在住の友人と会う約束をしていた。
「何か足らないものがあったら遠慮なく言ってね！」と言う
私の言葉に、最初は「大丈夫！」と遠慮していた友人も
しつこい私の言葉に、「それじゃー、乾電池を数パックと
懐中電灯が手に入れば、１つか２つ欲しい！」と言った。
その話を聞いて買い物に出かけた私だが
岡山でも、乾電池や懐中電灯は、ほとんどの店に無かった。
数件のお店を周り、やっと単４乾電池２パックと
懐中電灯１個を手に入れた。
友人は凄く喜んでくれた。
「計画停電で大変な思いをしている！」
「しかし、被災地の方のことを思うと
私たちは大したことは無い！」
岡山に戻り、タクシーに乗った。
私が運転手の方にその話をすると
運転手の方は少し怒った口調で私にこう言った。
「岡山でそう言ったものが不足しているのは
岡山の人が、関東の親戚や友人、知人に頼まれて
送っているからですよ。」
「電池が無ければ、ロウソクを灯せばいいんです！」
「被災地の方は違いますが、関東の人間は
少しだけ我慢すればいいんです！！」
私は数時間の東京での滞在で地震の怖さを感じた。
余震が今でも続いている今、ろうそくが倒れたら
火災に繋がってしまう！！
岡山は今度の震災の影響をほとんど受けていない。
今日だって私はホウレンソウを食べた。
地震や災害が少ないと言われる岡山だからこそ
人の痛みを感じて行動するべきだと思う。
私は医院の未使用の歯ブラシを１２００本集めて
岡山政経塾の事務局に届けた。
多くの友人に協力を呼びかけた。
私たちに今出来る行動は何か？
常に考えていたい！！
岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」
院長中野 浩輔
- 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
- 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
- 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
- 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設
当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。
