土曜日の夜、リュックを背負い
ジョギングシューズを履く。

岡山駅まで、自分の足で
走ってゆくつもりだった！

最初の難関、万成坂を何とかクリア。

しかし、三門駅前で早くも力が尽きてくる。

駅から電車に乗ろうと時刻表を見ると、この時間の吉備線、１時間に１本しか無い！

急いで、中鉄バスのバス停に行くと
今度は３０分に１本しか無い！

私はとんでもない過疎地で開業しているのだろうか？

土曜日の夜、岡山駅前の飲食店に一人で訪れる。

しかし、岡山の飲食店は、どこも
かなり厳しい状況だ。

土曜日のゴールデンタイムに、このお客の入りでは、
１日の売り上げ額も、予測できると言うものだ。

その反面、家賃、人件費、材料代を差し引くと
このお店も利益は本当に出ているのだろうか？

かなり不安に思う。

人生での経験は、全てが勉強である。

私はここで自問自答する。

もし私がこの飲食店の店長だったら
この店を行列が出来るお店にするためには
私は何をすればいいのだろうか？

お店の店員さんにボールペンと紙を
借りて、思いつくことをドンドンと
書き記してゆく。

「まずは、厨房を磨きあげる！」
ここはカウンターの前にオープンタイプの
厨房があるお店なのだ。

一日の営業が終わった深夜
店長の私は疲れている体に
鞭打って１時間以上の時間を掛けて
カウンターから厨房周りをピカピカに
磨きあげる。

しかし、待てよ！

私は歯科医院の院長として毎日
診療が終わった後に、ユニットと言う
診療台を時間をかけて、ピカピカに
磨きあげているだろうか？

言うは易し、行うは硬し！！

まだまだ、私が歯科医院で
しないとけないことは無限にある。

場所を変えて、いつもの「坐ワタミ」に
お邪魔する。

一番目に着いたのは、メニューの見やすさや
３９９円と言う金額の付け方だけでなくて、
モバイル会員の募集の広告であった。

ワタミでは、携帯のモバイル会員に登録すると
数々の特典が付いて、なお且つお得な
情報が時々送られてくる。

歯科医院でも、患者さまのメールアドレスを
集めて、歯科に関する有益な情報を
定期的に発信するのはどうだろうか？

当院では定期的にニュースレターを発行して
患者さまに郵送しているのだが
これは労力もお金も大変かかる。

しかし、携帯メールだと、文章だけの情報発信だが
無料に近いかなり安い金額で、情報発信が可能となる。

飲食業界は凄く厳しい！

だから、この業界は凄い努力をしている。

私たち、歯科医院関係者が学ぶことは
本当に多い！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。