札幌2日目
日曜日の札幌2日目
本日の会議は朝の9時開始!!
ホテルのモーニングコールは7時前!
早朝から私は北海道大学までジョギングしようと
思っていた。
遅くまで飲んではいたが
酒は全く残っていない。
気分は最高!快適な朝を迎えて、
着替えて外に出てみると
何と2日目の札幌は雨!!
泣く泣くジョギングをあきらめて
7時過ぎから早い朝食を食べることにした。
和食のお店に座ったら、すぐ後から
私が個人的にも長年お世話になっている
O大学の会長の先生と副会長の先生が
入ってこられて、私のすぐ横に座られた。
奇遇と思ったその後で、これは運命だと
すぐに思いなおした。
お二人の先生は、歯科医師としても
私の大先輩となる。
お二人の先生は、凄く年下の私に
自分たちが今までの歯科医師人生の中で
失敗したこと、うまく行かなかったことを
赤裸々に教えてくれるのだ。
特に夫婦関係の話、お金の話、病気の話は
身につまされると共に、凄く勉強になった。
「今こうやって歯科医師として
仕事が出来ることは本当に幸せなことだ!」
しみじみと笑顔でそう話される先生を
私は本当にかっこいいと思った。
自分たちの失敗談を笑顔で話されながら
「お前は同じ失敗をするなよ!」と言う
優しいメッセージを言葉の端々に感じる。
朝から感謝の気持ちを一杯に感じながら
9時からの会議に臨む。
会議が終わり、ほとんどの先生がそのまま
空港へと向かわれる中、私は、一人札幌コンベンション
センターへ向かい、インプラント学会に再合流した。
最終日の日曜日、さすがに札幌と言う場所で
開催されるためか、ほとんどの主なスケジュ-ルは
午前中で終わっていて、残っている先生の数も
その時点でかなり少なくなっていた。
私は折角なので、最後の最後の午後3時まで残り
少しでも勉強しようと思っていたが、
ドンドンと多くの先生が会場を後にされる中
何とも言えない寂しい気持ちを感じていた。
実は、私は凄い寂しがりやで
一人で食事をすることが
大の苦手である。
札幌2日目の夜、私はこのインプラント学会の
会場内で、夕食を共に食べる相手を探すつもりだった。
いわゆるナンパだ!
ただし相手は男性の歯科医師限定!
しかし、あれほど多かった岡山の歯科医師の先生の姿は
日曜日の午後には、一人も見当たらなかった。
ポスター会場、デンタルショーの会場!
様々な場所を回るも、誰一人顔見知りの先生の姿が無い!!
このまま、私は一人ぼっちで
寂しい夕食を食べるのか?
「私も岡山に今すぐ帰りたい!」
そんな寂しい気持ちになっていた。