歯科医院に電話営業を
される方は多い。

忙しい診療中、電話で中断されるのは
本当に患者さんに、申し訳なく思う。

しかし、営業の電話が多いのも
景気の悪い時代だから仕方が無いのか？

私が医院でも自宅でも、知らない人物からの
電話にほとんど出ないのは、その電話が
ほぼ１００％セールスか、金儲けの勧誘だからだ！！

歯科医院を開業して、当院は来年で２０周年を迎える。

１９年間、同じ場所で歯科医療を続けていると
患者さんの意識の変化を感じることも多い。

最近、私が最も思うのが、患者さんの
インプラント治療に関する認識の変化だ。

当院では開業当初から、インプラント治療を行っていた。

しかし、今から１９年前の岡山では
インプラント治療に関してネガティブな考え方を
持っている方が多くて、説明に苦労した覚えがある。

「親戚が、インプラント治療で失敗して、大変な思いをした。」
「親から、インプラントだけはするなと言われた！」
「インプラントをしたのだが、５年も持たないで抜け落ちてしまった。」

私も大学時代、多くの失敗したインプラント症例を
つぶさに見ていたので、大学時代は
インプラント治療は否定的な部分もあった。

だから、開業した１年目は、私がインプラントを埋入した
本数はわずか１０本程度に過ぎなかった。

それが、最近では、１日に１人の割合で、当初からインプラント治療を
希望されて、当院に初診で来院される。

インプラントに関しても、既にインターネットで
かなり詳細に調べられていて、私がインプラント治療に
どれだけの経験があるかまで、下調べ済みで来院される。

だから、ここ３年は、当院のインプラント埋入本数も
鰻登りに増えて、毎月２０本以上のインプラント埋入が
最近では当たり前になり、私自身が行ったインプラントも
やっと１０００本を超えた。

医院によっては、１年間に２５００本から３０００本の
インプラントを行う医院も全国には多数あるので
１９年間で１０００本強の本数は、しょぼい数字であるのだが
全ての症例に真面目に取り組んで、やっと１０００本までいった。

これからは１０００本のインプラントが１年でも
２年でも長く機能するように医院を挙げて
より一層の努力をする必要があるが
１９年間インプラント治療を行ってきて
わかったことは、インプラントは最初の数か月で
きちんと骨に生着すると、その後、長期間
びくともしなく安定することだ。

経年的に骨が吸収する場合もあるが
１０ｍｍ以上のインプラントを使えば
ほとんどの場合、一生に近い長い年月
しっかりと噛む機能を司ってくれる。

１０００本を記念して、私は
近い将来、インプラント治療に関する保証の
期間を延ばしたいと思っている。

今の５年保証じゃ、安心や信頼感を持ちにくいと
感じている。

５年間無料保証を、当院は何年まで延ばせるのか？

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。