お盆前のこの時期になると
いつもある出来事を思いだし、心が痛む！

女性関係に恵まれなかった私は
高校時代、３名の女性に告白して
見事に３回の失恋を経験した。

そんな私が岡山大学歯学部に入学した。

岡山大学歯学部２期生の私たちには
わずか８０名の１期生の先輩しかいなかった。

だから私たち２期生は、入学した時から
本当に親身になって１期生の先輩にあらゆる面で
面倒を見てもらっていた。

接触回数が増えると、相手を好きになる確率は
増加するもので、私は１年生の夏前には
１期生のある先輩に、憧れの感情を持つようになった。

その先輩は、京都出身の美人で背もすらっと高かった。

はんなりとした京都弁が田舎者の私の心を
揺さぶった。

私は大学１年生から、塾の講師と家庭教師のアルバイトに
明け暮れていたので、何とか取れた３日間だけの夏休み、
迷わず、京都の友人の家に泊りに行く予定を立てた。

そして、その憧れの先輩に電話をして
京都案内をお願いした。

面倒見の良い先輩が私の申し出を断るはずもなく、
私は生まれて初めて京都で、熱い８月のある日の午後
デートをすることになった。

デートと思っているのは、あくまで私だけで
先輩は可愛い後輩に自分が育った京都を
単に案内したいだけの軽い気持ちだったと思う。

私たちのデートは、二条城から始まった。

修学旅行以来の二条城はとても広かった。

ガイドの方に連れられて、二条城の中を案内してもらう！

そこで私に異変が起きた。

お腹が急に痛くなってきたのだ。

そう言えば、京都の友人と午前中に食べた
あの宇治金時のかき氷がまずかったか?

私のお腹の痛みは、寄せては引いて
引いては寄せる、波のようだが
波の波動は徐々に大きくなっていった。

長い長い城内の説明が終わり、私は先輩に
「すみません！お手洗いに行ってきます！！」と
冷や汗がダラダラﾞと流れる顔で告白して
トイレを目指した。

トイレが近ければ、何の問題も無かった。

しかし、二条城のトイレは凄く遠かった。

お尻の穴を押さえながら、すり足で、そして早足で
遠くに見えるトイレを目指す私！

後、少し、後、少し！！

頑張れ、私！踏ん張れ、私のお尻の穴！！

トイレが目の前になり、急いで私は
男性トイレの個室に入った。

。。。。。。。

あっ！！

そこで気の抜いたのがまずかった。

その瞬間、私の恋は終わり、甘酸っぱい
いや、ほろ苦い記憶だけがいつまでも
私の中に残る結果となった。

二条城○○○事件！！

私の記憶は、何時までたっても
決して風化しない！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。