２日間にわたる
ローターアクトの
地区大会が無事終わった。

多くの参加者の中、県外の
ロータリアンの歯科医師が
多く参加されているのに驚いた。

山口や、鳥取からわざわざ
岡山まで来られるってことは？

次回は私が県外に出ないと
いけないってこと？

少し複雑！！

土曜日の懇親会、多くの方と話をする中で、
私はやっと、ローターアクトの位置づけや
意味合い、活動内容を少しだけ把握した。

しかし、ローターアクトの同地区が
これほど広いとは思わなかった！

佐賀や鹿児島の九州から、わざわざ
岡山まで来られているのだ。

九州の方とお話をしながら
私は方言について思いを馳せた。

私は生粋の、岡山生まれの岡山育ち！
大学も卒業後の進路も全て岡山！！

１年だけ、大学からの出向で倉敷市民に
なったことはあるが、後の４６年間は
ずっと真面目な岡山市民！

そんな私が、東京に初めて行ったのが
忘れもしない１７歳、早稲田大学の受験の時！

早稲田に進学したいと言うよりも
受験と言う大義名分の元、東京に一度
行ってみたいと言う不純な動機から
私は１７歳の冬に初めて東京に行った。

安い受験生専用の宿泊センターで
京都の浪人生と意気投合した私は
二人で山手線で早稲田に向かった。

その時に、私は生まれて初めて、自分が訛っていることを知った。

私が標準語だと信じていた言葉が、方言だと初めて知った。

私が話す言葉の幾つかは京都の浪人生には理解できず、
彼から私の言葉の多くは方言であると教えてもらった。

私も彼の話す京都弁の多くは理解できなかった。

私が無事に、岡山大学歯学部に入学した後も
私の言葉は訛っていると、ある友人から指摘された。

その友人は、なぜか島根出身だった。

私は、島根出身の友人の指導で、
彼から標準語を学んだ。

大学１年の夏休みには、私は一端の
標準語が話せる大学生になったと思っていたが
東京から戻ってきた高校の友人の話す言葉を
聞いて、私の話す標準語との違いを実感した。

つい４か月前までは、岡山弁丸出しで話していた
東京の大学に行った友人の多くは
「何とかでさー！」とか「何とかじゃーん！！」と言う
ハイレベルな東京弁を既にマスターしていた。

おれから数十年が経ち、歯科医院の院長になってからも
方言を巡っての混乱は続いた。

大人の方とお話しするのには、そう困らない。

その方が話される岡山弁に合わせるだけでいいのだ。
ハードな岡山弁を話される方とは、ハードな岡山弁で返事をする。

標準語に近い丁寧な言葉を話される方には
同じような丁寧な言葉で返答をする。

しかし、困るのが子供への対応だ。

昔、当院に非常勤で来ていたある優秀な歯科医師が
フレンドリーにわざと凄い岡山弁で話すのを聞いて
「これだっ！」と思った私は、ソフトな岡山弁で
子供に接することを多くした。

「○○ちゃんは、あれじゃなー！」

あくまでソフトである。

しかし、時々、お母様からダメ出しをされるのだ。

「○○ちゃん、あれですね！」と！！

「我が家では、標準語でこの子を育てています！
変な岡山弁で話しかけないで下さい！」
と言わんばかりに！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。