昨日、岡山一番街の
書店で買った本と同じ本が
今日アマゾンから届いた。

金曜日にアマゾンで注文した本を
すっかり忘れた私は、昨日書店で購入したらしい。

こんなことが、我が家ではよくある。

妻と私が同じ本をアマゾンで別々に注文して
蓋を開けてみると同じ本が数冊いっぺんに
届いたなんてことも、過去何度もある。

余った本の行く先は？
スタッフへのプレゼント？？

昨日、私は早朝から新幹線で大阪へと向かった。
「日本インプラント連盟」の講演会が
大阪で開催されたからだ。

昨年、私は栄えある「日本インプラント連盟」の
講演会の講師を務めた。

インプラント治療とは全く関係のない
「ありがとうと笑顔が溢れる日本一の歯科医院の作り方」
なんて、当院がスタッフと一丸になって取り組んでいる
内容を１日お話しした。

そして、今年は、当連盟より、今年の講演会への
ご招待のメールをもらっていたのだ。

今年の講師の先生は、Ｏ先生！

Ｏ先生は、大阪で、いや今では日本一のインプラントの埋入本数
を誇るインプラント界のトップリーダ－である。

今では１年間で２５００本のインプラントを
埋入すると聞いた。
この数字は毎日１０本のインプラントを植え続けることを
意味する。

インプラントのケースが数年前の２倍や３倍に増えた当院では
それでも、私が埋入する本数は１年間に
１５０本から多い年でも２００本に過ぎない！

日本１はやはり凄い。

先日、大阪で開催された日本口腔インプラント学会の
ランチョンセミナーでも、私はこのＯ先生のお話を聞こうと、
ランチも食べないで、後ろで立ち見でずっとお話を伺った。

Ｏ先生のインプラントに関する講演は
２時間や３時間程度のものはあるのだが
１日の講演となると、なかなか聞けるものでは無い。

私は会場に一番乗りを果たして、一番前の
特等席でＯ先生のお話を伺った。

Ｏ先生のお話は、それだけのインプラントの
埋入本数を実際にこなしている先生しかわからない
細かな示唆に富んでいて、とても参考になった。

しかし、私が一番お話の中で気になったのは
Ｏ先生の持つある心の闇の部分だった。

Ｏ先生は、歯科医師としての成功者であり、時計等の
コレクションのみならず、多くの素晴らしい資産をお持ちだ。
（以前、あるファッション雑誌でＯ先生は車や時計の
コレクションと共に紹介されていた。）

Ｏ先生の人脈の広さも、歯科界のみならず、政財界、
スポーツ界、芸能界と幅広い！

しかし、そんな先生のスライドに
「あいだみつお」の言葉が出てきたり、
ダーウィンの言葉が出てくるのだ。

「しあわせはいつも自分の心が決める　

　　　　　　　　　　みつお」

こんなフレーズを講演会で使う人は
単なるイケイケドンドンの先生では決して無い。

今までの人生において、多くの悲しみや苦しみを
経験されたから、この言葉を自分の講演会で使うのだと私は感じた。

そんなＯ先生がインプラント治療を本格的に
始めたのが、１８年前！

私とほぼ同じ時期だった。

Ｏ先生をして１８年前のインプラントの本数は、
数十本！これは私とほぼ同じ本数である。

しかし、１８年で２万本以上のインプラントを埋入したＯ先生と
１８年間で１０００本もまだ埋入していない私の違いは
いったい何だろうか？

その違いは、岡山と大阪の単なる立地の違いでは
決してない！

その違いは、行動の違いだ！

１８年間、行動を継続した違いが
複利で１８年後には大きな違いとなった。

しかしそんな私にも、少しだが逆転できる
ポイントはある。

そのポイントは年齢だ。

私はＯ先生より、１０歳も若い！！

私は、自分より、年上の先生の講演会を
聞くのはとても好きだ。

その先生の年齢に自分がなる時は
少しでもその先生に追いつこうと目標が出来るからだ。

しかし、私が年齢を重ねると共に、私より年下の先生の
お話を聞く機会も増えている。

その時は、いつも同じ悔しさしかない！

「もっと早くから勉強すれば

良かった！！」

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。