昨日、私は閃きを感じて、
妻にある予言をした。

「明日、素晴らしい電話がかかってくる。
今日は、前もって乾杯をしておこう！」

そしてセブンイレブンの６８０円の白ワインで
乾杯をした。

最近の私の予言は、怖いくらいに
すべて当たっている。

でも、物事には表と裏、喜びと悲しみが
必ずあることを今日再認識した。　

物事に必ず、表と裏がある！！　

ここ数カ月、私自身は、セミナーの準備に追われている。

セミナーの対象者は、養護教諭の先生や、一般市民の方。

今までは、同業の歯科医師の先生や衛生士さんにお話することが
多かった私だが、テレビやラジオの影響か、市民講座等での
講師を頼まれることが増えてきている。

先日もまだ決定ではないが、ある行政の担当の方から
私に連絡が入った。

嬉しかった！！

この私が、○○市で、歯の大切さの講演を
するかもしれないのだ！

普通では絶対選ばれない！！

こうなれば、先日ブログに書いた山陽新聞夕刊の
一日一題の書き手になることも夢ではない！！

講演の自己紹介として、当院の歴史をまとめていて、
１８年前の開業の時のことを思い出した。

当院は、岡山市の郊外にある。

立地はお世辞でもよい場所とは言えずに、
後輩の歯科医師から「辺鄙な場所で開業している！」
と馬鹿にされたこともある。

岡山市のチベットと言われたこともある！
（最近では岡山のブータンと呼ばれている！！）

歯科医院の開業は、高額な機械が多いので資金がすごく
必要になる。

歯科治療椅子１台が、４００万円から８００万もする。

そのために開業をする前は、必ずリサーチをかける。

この場所で開業して、果たしてビジネスとして
成り立つかどうか？借金をしてもいいかどうか？

１８年前に開業したときに、歯科では有名なモリタに
リサーチをお願いした。

その時には、当院の立地では、一日の患者数は
17人という結果だった。

えっ！たった１７名？？

今ではない、１８年前の結果だ。

当院は郊外にあり、近くには山と川、たんぼや畑が広がる、
まだまだのどかなところだ。

近隣は高齢化が進んでおり、住人は少なく、子どもの患者は
あまり期待できない、立地としては最悪な結論だった。。

そんな場所で、一日17人しか来院の見込みがないという
状況からのスタート…。

リサーチの結果も、立地も悪いために、地元の銀行は
どこも私に融資をしてくれなかった！

何度も何度も頭を下げて、融資担当の方のところを
訪問したが、結局融資は却下された。

人の紹介で、何とか歯科医院専門のローン会社から
３０年のローンで借金をして開業した。

金利は普通の銀行より高くて、当初１年間は
元本は据え置きにしたので一生懸命お金を返しても、
借金はなかなか減らなかった。

また、開業すれば何とかなると言う甘い考えは
やはり甘かった。

最初の１年間は、リサーチ通り、頑張っても、
頑張っても、患者数が増えなかった。

今から思えば、この悪条件が私にはかえってよかったのだが
（物事には必ず表と裏がある！）
開業１年目の時は、本気で移転を考えて、不動産会社に何度も
足を運んだ。

情けないことに、銀行に融資を頼みに行くよりも
開業してから、何度も移転のための不動産を探しに
不動産屋に何度も足を運んだ。

そして、ある時に開き直った私は
「悩んでいないで、今できることをやろう！」と
小さな行動を起こすことを始めた。

小さな行動だが、その小さな行動でも
多くの方の協力を得て、徐々に行動が結果の
数字となって現われてきた。

そんなこんなで既に１８年間！

歯科医院を通じて、私は様々な経験をさせてもらった。

これからも立ち止まることなく
一生懸命頑張りたい！！

私は決して器用な男ではない！

不器用な私は時間を投資して

頑張るしかない！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。