歯学部、歯科大学の
同窓会会長の仕事は多岐にわたる！

私立の歯学部の同窓会会長の一部の先生は
学生募集、学校経営にも関わっていると
聞いて私は驚いた。

「えっ！そこまでするんですか？」

自分と自分の医院を犠牲にしてでも、
母校に尽くす気持ちは、国立の私たちを
はるかに超えている印象を持った。

「これからの日本の歯科を元気にしたい！」
誰もが同じ強い志を持って頑張っていた。

東国原知事の話も、式典も無事に終わり
懇親会となった。

まずいな！ここのテーブル
国立の弱小同窓会の仲の良い先生が
誰もいない。

しかし、不思議なもので、人間の人生って、
細かく定められた天体の星の位置のように
ほとんどが既に決まっている？

横に座る先生は、絶妙のタイミングで
自分にとって必要な先生が座っているものだ。

私が今、一番学びたい「噛み合わせ」の権威の
先生が私の横に座り、話が盛り上がる。

懇親会も盛り上がり、後３０分程度で終わると
思われていた時、ある同窓会の会長の先生が
私の所に来られて、私に聞かれた。

「中野先生は、今日は帰られるの？」

「はい！最終の新幹線で帰るつもりです！」

「やはりそう！じゃあ、私と一緒に帰りませんか？」

ほとんどの先生が、今日はこのグランドハイアットホテル博多に
宿泊して、遅くまで福岡の夜を満喫されるはずだ。

そんな中、なぜその先生は私だけが
日帰りするとわかったのだろうか？

懇親会でアルコールが入ると、時間の感覚を失う傾向にある私は
最終に乗り遅れて、深夜に博多駅前でホテルを探すような真似はしたく
なかったので、岡山駅で往復の切符を既に購入していた。

これだったら、いくら飲んでも、必ず最終の新幹線に乗るはずだ！

その先生と私は会場を後にして、博多駅へとタクシーで向かった。

その先生は、私がそれこそ、２０年前に同窓会の副会長を
していた時から、私によく声をかけてくれて、
凄く仲良くさせてもらっていた私たち同窓会の恩人のような先生だ！

同窓会の会議でお会いすると、いつも明るい笑顔で
私に声をかけてくれる。

その大先輩の先生と私は、新幹線で隣同士に座らせてもらった。

お酒の酔いの助けもあって、普段は聞きにくい
歯科医院経営の話や、夫婦関係の話、それからお金の話など、私は、本音でドンドン質問していった。

凄く温厚な先生なので、今まで淡々と普通の歯科医師としての
人生を波風立てなく、送られているのだと私は思っていた。

でも、お話しを伺うと、実はそうでなかった。

その先生も、バブルと言う言葉や、時代に振り回されて、多くの失敗や多くのトラブルを経験されていた。

それも普通より５倍から１０倍程度多く！！

「今、ここで歯科医師として、仕事が出来て、
ちゃんと食べていけるのは、幸せなんだよ！」

「感謝しないといけない！！」

凄い先生、人の上に立つ先生は、人間性が優れているからずっと凄いのかと思っていた。

いや、それだけではない！

人より、多くの失敗やトラブルを経験して、
それを乗り越えてからこそ、人の痛みが分かり、
他人に感謝できるようになっていったのだ。

東国原知事も同じだ！！

彼は数回逮捕された経験がある！
前科があるのだ。

「人生は例え何度失敗しても、自分であきらめない限り、何度でも、やり直しができるんだよ！！」

失敗の数、トラブルの数では、私も負けていない！

絶対諦めないで、いつまでも頑張っていると、
いつか必ず結果を出すことが出来る。

多くの先輩から多くのことを学んで
晴れ晴れとした気持で岡山まで戻る！！

なんだ!簡単なことだ！

あきらめなかったら

夢は絶対叶うんだ！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。