夕方の６時にディズーシーの
エントランスに１９名が集合！

全てのスタッフの楽しそうな顔に、
ここまでの成功を確信する。

しかし、１９名となると集合時間に遅れるスタッフがいたり
また電車での移動も１９名では思ったより時間がかかる。

１９名のスタッフが無事、日比谷の帝国ホテルにチェックイン出来た時は
私の当初の予定から４０分以上も遅れていた。

これはやばい！

私が尊敬する高橋オーナー率いる、愛と感動のレストラン「カシータ」の予約は
午後８時からだった。

また今回本当にたまたまだったのだが、当日３月１９日は私と妻の
記念すべき２０回目の結婚記念日だった。

その記念すべき日を、私は当院の大切なスタッフと共に、あの「カシータ」で祝いたかった。

しかし、私にはある準備ができていなかった。

私の３月１１日の４６回目の誕生日に、私は妻から１通の手紙を貰った。

その手紙には、私と妻が岡山で歯科医院を開業してからの１７年間の苦労が書かれていた。

私はその手紙を読んで、流れ出る涙を止めることができなかった。

今度は私が妻に手紙を書く番だ。

しかし前日の夜は同窓会の会議と別の会合が長引いて、深夜に自宅に戻った
私は妻に手紙を書く時間が無かった。

私は乗り物酔いをするので、ディズニーシーでは、ほとんど乗り物に乗らない。
だから手紙をゆっくりと書く時間があるはず！

でもグラスワインに溺れた私はシーの中で手紙を書くことはできなかった。

ホテルに入って次の集合までの２０分の時間が勝負だった。

午後８時過ぎに私を含めて１９名のスタッフは青山のカシータに着いた。

私はホテルでカシータ用に衣装を着替えた。
素肌に白シャツを着こみ、友人の奥さまに頂いたパワーストーンのネックレスを付けた。

そして、カシータへのエレベーターの中でシャツのボタンを３段目まで外した。

これで完璧のはずだった。

「なかの歯科クリニック」のラベルが貼られた世界で２本だけの
オリジナルのシャンパンの抜栓からカシータマジックは始まった。

普段はお酒を飲まないスタッフも、カシータの楽しい楽しい雰囲気でカクテルを
飲みながら、楽しい話がはずんだ。

ここで高橋オーナー登場！高橋オーナーは、当院にも来られたことがあるので全てのスタッフは顔を知っている。

しかし、今日の高橋オーナーは

何かが違う！

そうだ！胸のボタンが

開いていないのだ！

「今年のドルガバのスタイルは蝶ネクタイでした！だから私は今ではボタンは締めて蝶ネクタイです！」

やられた！これもまたカシータマジックだ！！

美味しい料理がデザートまで終わり、スタッフの言われるまま
私たち１９名はテラスの席へと移動した。

そこには、「結婚２０周年誓いの言葉」と書かれた大きなプレートが置かれていた。

この誓いに、お２人で署名をお願いしますと言われ、私と妻はチョコレートでその大理石のプレートに署名をした。

そして、結婚式のように、当院の１７名のスタッフに囲まれた私は妻の前で
私が先ほどホテルでこっそりと書いた手紙を読んだ。

そしてプレゼントを妻に渡した。

カシータのスタッフは、当院のスタッフに風船を持たせてくれて
１、２の３の掛声と共に夜の青山の空に私たち１９名は各々の思いを込めた風船を飛ばした。

私たちは、風船が飛んでゆくのをずっと眺めていた。

しかし、今まではあくまで前哨戦に過ぎなかった。

私が今回カシータにお願いしたのは、私たちの結婚２０周年の結婚記念日をお祝うすることよりも、当院のスタッフに満足と感動を与えることだった。

私は３日間３時間の時間をかけて、１７名のスタッフにそれぞれ手紙を書いていた。

また１７名のスタッフへ院長の私からのプレゼントを用意していた。

妻は妻で私と思いは同じらしく、打ち合わせもしないのに
１７名、いや私も含めて１８名のスタッフに手作りのアクセサリーの
プレゼントを用意していた。

テラス席には、私と妻のプレゼントと手紙がそれぞれ１７名のスタッフ宛に置かれていた。

スタッフは手紙とプレゼントに驚くとともに、凄く喜んでくれた。

数名のスタッフは感極まって

その場で涙を流した！

私と妻にとっては結婚記念日をスタッフと共に祝えるだけでなく
スタッフが感動で涙を流すところを見て、本当にうれしかった。

カシータマジックだった！！

時計を見ると既に１２時を回っていた。
来店してから既に４時間が経過していた。

この時間の経過も、まさにカシータマジック！！

カシータで受けたこの日のサプライズは数知れず！
当院の１９名のスタッフは本当に素晴らしい時間をここで共有できた。

本当に、本当に、ありがとう！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。