笑顔で新しい年を迎えるために 〜歯科医がすすめる「笑顔のトレーニング」〜
笑顔で新しい年を迎えるために 〜歯科医がすすめる「笑顔のトレーニング」〜
こんにちは。
岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック院長の中野浩輔です。
2025年も、いよいよ残りわずかとなりました。
皆さんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか。
新しい年を迎えるにあたり、「来年こそは良い年にしたい」「笑顔で2026年を迎えたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、歯科医の立場から「笑顔のトレーニング」についてお話ししたいと思います。
笑顔は「自然に出るもの」だけではありません
「笑顔って、自然に出るものじゃないの?」
そう思われる方も多いと思います。確かに、自然な笑顔が一番素敵です。
しかし実は、自分では笑っているつもりでも、周囲から見るとあまり笑顔に見えていないという方が、意外と多いのです。
年齢を重ねると、「昔より写真写りが悪くなった」「無表情に見えると言われる」と感じたことはありませんか?
その理由の一つが、地球の重力です。
重力と笑顔の意外な関係
私たちの体は、常に地球の重力の影響を受けています。
若いうちは問題になりにくいのですが、年齢を重ねるにつれて、顔の筋肉も少しずつ下に引っ張られていきます。
その結果、口角が下がりやすくなり、笑顔が作りにくくなってしまうのです。
笑顔は、解剖学的に見ると「表情筋」と呼ばれる顔の筋肉の動きによって作られます。
つまり、表情筋を鍛えることで、自然と笑顔が出やすくなるのです。
今日からできる!笑顔のトレーニング①「ウイスキー体操」
まずは、とても簡単で道具もいらないトレーニングからご紹介します。
それが「ウイスキー」と発音するトレーニングです。
ポイントは、
「う・い・す・き・いー」
と、一音一音を大きく、はっきり口を動かして発音することです。
この発声練習は、口の周りや頬の表情筋をしっかり使うため、笑顔を作る筋肉のトレーニングになります。
毎朝1か月ほど続けると、表情筋が鍛えられ、笑顔が自然に出やすくなるだけでなく、顔全体のリフトアップ効果も期待できます。
いわゆるアンチエイジングにもつながる、おすすめのトレーニングです。
笑顔のトレーニング② 割り箸を使った口角アップ法
次にご紹介するのは、少し有名な割り箸を使ったトレーニングです。
まず、割り箸を1本用意し、犬歯と犬歯の間あたりで横にくわえます。
次に、唇の両端にある「口角」を、ぐっと上に引き上げてください。
目安は、口角が割り箸よりも上にくるように意識することです。
その状態を30秒間キープします。
30秒たったら、そっと割り箸を外し、口角を上げたままさらに少しキープしてください。
このトレーニングは、口角を上げる表情筋を集中的に鍛えることができます。
普段から口角を上げるクセがつくと、無意識の表情も明るくなり、笑顔が自然に見えるようになります。
年末年始は「家族で笑顔トレーニング」を
年末やお正月は、家族が集まる貴重な時間です。
そんな時に、みんなで笑顔のトレーニングをしてみるのも良いのではないでしょうか。
「笑う門には福来たる」という言葉があるように、笑顔には人を前向きにする力があります。
色々と大変な時代だからこそ、ぜひ意識して笑顔を作り、心も体も明るく保っていただきたいと思います。
ぜひこの年末年始、笑顔のトレーニングを習慣にして、明るい気持ちで新しい年を迎えてください。
岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック
院長 中野浩輔
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