交通事故で前歯を1本失った方へのインプラント手術を行いました
交通事故で前歯を1本失った方へのインプラント手術を行いました
こんにちは。
岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック院長の 中野浩輔 です。
先日、交通事故により前歯を1本失ってしまった患者さまに対して、インプラント手術を行いました。
前歯は「噛む」だけでなく、「見た目」「発音」「表情」にも大きく関わる非常に重要な部位です。そのため、今回の治療も機能面・審美面の両方を強く意識して進めました。
交通事故による歯の喪失は突然起こります
交通事故や転倒、スポーツ外傷などによって歯を失うケースは、決して珍しくありません。
特に前歯は衝撃を受けやすく、健康だった歯を突然失ってしまうことが多い部位です。
患者さまも、
見た目が大きく変わってしまった
人前で話すのがつらい
早く元の生活に戻りたい
と、精神的にも大きな不安を抱えて来院されました。
前歯1本の治療こそ、慎重な診断が必要です
前歯のインプラント治療は、奥歯以上に難易度が高い治療とされています。
理由は、
骨や歯ぐきが薄い
見た目の左右差が目立ちやすい
わずかなズレでも審美性に影響する
といった点が挙げられます。
当院ではまず、歯科用CTによる精密検査を行い、骨の量・質、歯ぐきの状態、周囲の歯とのバランスを詳細に確認しました。
治療計画を丁寧にご説明
今回のケースでは、インプラント治療が最も適していると判断しましたが、
ブリッジや入れ歯といった他の選択肢についてもメリット・デメリットを含めて説明しました。
そのうえで、
周囲の歯を削らずに済む
見た目が自然
長期的に安定しやすい
という理由から、患者さまはインプラント治療を選択されました。
インプラント手術について
手術は局所麻酔下で行い、安全性を最優先に慎重に進めました。
前歯部は特に角度や深さが重要なため、事前のシミュレーション通りに正確なポジションへインプラントを埋入しています。
手術自体は大きなトラブルもなく、無事に終了しました。
患者さまからも
「思っていたより怖くなかった」
「痛みが少なく安心しました」
とのお言葉をいただきました。
見た目への配慮 ― 仮歯の重要性
前歯を失っている期間が長いと、日常生活への影響が大きくなります。
そのため当院では、見た目に配慮した仮歯(テンポラリークラウン)を作製し、治癒期間中も自然な口元を保てるようにしています。
これにより、
会話や仕事への支障が少ない
精神的ストレスが軽減される
といったメリットがあります。
インプラントは「入れて終わり」ではありません
インプラント治療で最も大切なのは、手術後の管理とメンテナンスです。
特に前歯は清掃性や噛み合わせの影響を受けやすいため、定期的なチェックが欠かせません。
当院では、
定期的なメンテナンス
噛み合わせの確認
歯ぐきの状態チェック
を行い、長く安心して使っていただけるようサポートしています。
突然歯を失ってしまった方へ
交通事故などで歯を失うことは、誰にでも起こり得ます。
「どうしたらいいのか分からない」
「見た目が不安」
と感じたら、できるだけ早く歯科医院へご相談ください。
適切な時期に、適切な治療を行うことで、機能も見た目も自然に回復することが可能です。
岡山で前歯のインプラント治療をご検討の方へ
岡山なかの歯科・矯正歯科クリニックでは、
前歯1本のインプラント治療から、難症例まで幅広く対応しています。
患者さま一人ひとりの状況に合わせ、丁寧な説明と確かな技術で治療を行っています。
前歯のインプラントに不安をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
今後も地域の皆さまに信頼していただける歯科医療を提供してまいります。
※レントゲン等は患者様の許可を得て掲載しています。
日本口腔インプラント学会第45回中国・四国支部学術大会にて 当院の「オールオンフォー治療」についてポスター発表を行いました
こんにちは。岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック院長の 中野浩輔 です。先日、岡山市で開催された「日本口腔インプラント学会…