高血圧に詳しい歯医者
先日あるホテルのレストランで食事をしていた時
私と妻は90分違いで食事を始めていた。
一番前には私たちより高齢のご夫婦が一組いらっしゃった。
私より30分ほど遅れて女性が4名入店された。
私より少し高齢の女性の方1名、
私と同世代の女性の方1名
私の娘よりかなり若い20代の方2名
高齢の女性は車いすで入店されていた。
4名とも凄く綺麗な方で
芸能人か女優さんかモデルさんかと思っていた。
妻が先にお店を出て部屋に戻り
一番前のご夫婦もお店を出られて、
そのお店には一番奥に座っている私一人と
真ん中に座られた女性4名だけになった。
30分ほど食事が進んだ時点で
一番高齢の車いすの女性の方が
「気分が悪い」と言われた。
お店の方は冷たいお絞りを出されて
首筋等に当てて対処されていたのだが
若い女性のお1人が一度外に出られて
小さな機械を持って帰って来られた。
私は血中酸素飽和濃度の機械かと思ったところ、
実際は手首に巻く血圧計だった。
皆が数字に注目したが、お店の方も4名の女性も
かなり困惑した状態であった。
見たところ、意識はあるし凄く気分が悪い状態ではなさそうだった。
救急車を呼ぶことは無さそうだと思った私は
席を立ってその女性の横に行き
「数字を見せて貰っても宜しいでしょうか?」と話しかけ、
血圧計の数字を見た。
「140と90」
そんなに高い数字ではない
「降圧剤は飲まれていますか?」
「はい」
「何を飲まれていますか?」
「〇〇です。」
「他に今まで大きな病気をされたことは
ないですか?」
「ありません」
「気分はいかがですか?胸とか頭とか
どこか痛い所はありませんか?」
「ありません」
大丈夫そうだ、
「血圧はそんなに高いこともありませんし
見たところ、緊急を要することはありません。
しかし念のため今夜は誰かがしっかりと様子を見られて
もし万が一急変する場合は救急病院で見て貰った方が
安心だと思います。」
そしてこの近くの病院なら救急の設備のある
ここが良いと思います!」
とアドバイスをさせていただいた。
若い女性の一人が
「ありがとうございます。お医者様でしょうか?」
と聞かれた。
「私は歯医者です、しかし全身管理は出来ます。」
と胸を張って答えた。
少し落ち着かれたタイミングで
4名の女性は食事を中断して
お部屋に帰られた。
その後、多くの方から「ありがとうございました!」
と連絡を受けたのだが
実は私自身が今は高血圧の治療中で
降圧剤も何種類も変えて飲んでいるため
歯医者にしては高血圧や降圧剤に詳しいとは
恥ずかしくて言えなかった。
翌朝にはその女性はすっかりと回復されたと聞き
少しは世の中の人の役に立ったと嬉しく思った。
【岡山なかの歯科・矯正歯科のオールオン4治療の魅力】
【岡山なかの歯科・矯正歯科のオールオン4治療の魅力】〜中四国No.1の実績と、患者様に寄り添う医療を目指して〜こんにちは…