36000番のオールオン4(フォー)希望の患者様
備前焼作家の先生で、将来は人間国宝になると
言われている先生の個展で購入した器で
深夜に焼酎を飲む。
手元が滑り、器を地面に落としそうに
なるも、さすがに元サッカー部の私!
足の側面で器をリフティングのように受け止めた。
大切な器の破損を防ぐことは出来たのだが
私の足の側面からは深夜に大量出血となった。
教訓、足で受け止めて良いのは
軽い器だけ、備前焼の器は危険!!
本日、当院のカルテ番号記念すべき36000番の
患者様が来院された。
32年間で36000名とは一般的な歯科の規模で
考えると大変多い数字となる。
当院は今から32年前に、この地で
歯科医師1名、歯科衛生士4名、治療椅子3台の
規模で診療を始めた。
当初は場所も悪く、表の道も細く
立地が悪かったために、同業者からは
開業前は散々にバカにされた。
「あそこは岡山のチベットだ!」
「辺鄙な場所で開業した歯医者がいる!」
「半年も持たないと思う!!!
あの場所で患者が来るもんか!」
その場所の悪さの関係もあるのか?
近くのC銀行さんやT銀行さんからの融資も
難航を極めた。
C銀行の一宮支店の融資担当者の方は
私の事業計画書を見て半笑いでこう言った。
「先生、知っていますか?この一宮の地域で
これから何件も歯医者が出来る計画があります。
先生はそこに勝てるんですか?」
そして結局普通の銀行から融資を受けることは
出来なくて、私はジャパンデンタルローンと言う
サラ金からお金を借りて開業した。
金利は銀行よりかなり高かった。
1年目は泣かず飛ばすだった当院も2年目からは
有難いことに口コミやご紹介の患者さんが増えて
治療椅子もスタッフの数もドンドンと増えて行った。
あれだけ鼻先で笑われたC銀行の担当者の人が
当院に来て、そろそろC銀行でお金を全て借り直しませんか?
と頭を下げられた。
そして今では治療椅子12台、スタッフ数50名以上と
岡山県下では最大規模の歯科医院まで成長することが
来た。
本日の36000番の患者さんは車で3時間半もかけて
わざわざ滋賀県から来院された。
それだけ大きな悩みを抱えての来院だと思われる。
歯が悪くない人には決して理解出来ない歯の悩み!
当院ではかなり前から歯がボロボロ、グラグラで
重度の方が多く来院されます。
全てに心を込めて全身全霊でこれからも頑張ります!!
当院でオールオン4を受けられた患者さんに7月上旬に出す手紙
拝啓 梅雨も明け、これから夏本番を迎えます。皆様におかれましては、暑さに負けずご活躍のことと拝察いたします。今回はお願い…