オールオン4の費用、なぜその金額なのか?内訳を歯科医がわかりやすく解説します
「オールオン4は高い」というお声を当院でもよくいただきます。
たしかに一般的な入れ歯や部分的なインプラント治療と比べると、決して安い金額ではありません。ですが、その費用が何に使われているのかを知らないまま「高い」と感じてしまうのは、とてももったいないことだと思います。
今回は、患者様が安心して治療を選択できるよう、オールオン4の費用の内訳について、できるだけわかりやすくお伝えします。
オールオン4とは、どんな治療か?
オールオン4とは、上顎または下顎に4本(場合によっては5〜6本)のインプラントを埋め込み、そこに人工の歯列全体を固定する治療法です。歯を全て失った方、あるいはほとんど失ってしまった方に対して、入れ歯とは比較にならない安定感と噛む力を取り戻せる治療として、近年広く選ばれるようになっています。
一本一本にインプラントを立てる従来の方法と違い、少ない本数の柱で全体を支えるため、外科的な負担や治療期間を抑えられるという特徴があります。
費用の内訳を、項目ごとに見てみましょう
1. インプラント体そのものの費用
まず大きな部分を占めるのが、顎の骨に埋め込むインプラント体(人工歯根)の費用です。これは医療機器としての品質が厳しく管理されたものであり、使用するメーカーや素材によって価格が変わります。当院では、長期的な実績があり信頼性の高いメーカーの製品を採用しています。安価な製品には、ときに耐久性や適合精度に不安が残るものもあるため、この部分は「価格の安さ」だけで選ぶべきではない箇所だと考えています。
2. 上部構造(人工歯列)の費用
インプラントの上に取り付ける、実際に見える歯の部分です。歯科技工士が一人ひとりの顎の形や噛み合わせに合わせて精密に製作します。素材にはジルコニアなど耐久性の高いものを使うことが多く、この技工作業には高い技術と時間が必要になります。いわば「オーダーメイドの歯」を作る費用です。
3. 手術に関わる費用
CT撮影による事前の顎骨診断、手術計画の立案、実際の外科手術、麻酔管理などが含まれます。オールオン4は精密な手術計画が治療の成否を左右するため、事前診断にかける時間と機材への投資も費用の一部となっています。
4. 骨造成など追加処置が必要な場合の費用
顎の骨の量や質によっては、骨造成(骨を増やす処置)が必要になることがあります。これは全ての方に発生するわけではありませんが、必要な場合は追加費用がかかります。事前のCT診断で、この可能性についても丁寧にご説明します。
5. 術後のメンテナンス・保証にかかる費用
治療が終わったら終わりではありません。インプラントを長く快適に使っていただくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。多くの医院では、この定期検診やクリーニング、保証制度も治療費に組み込まれています。
なぜ、歯科医院によって金額が違うのか?
同じ「オールオン4」という名前でも、医院によって金額に差があるのは、上記の項目の「どこまでを含んでいるか」が違うためです。手術費用だけを提示し、メンテナンス費用や保証が別途になっているケースもあれば、全てを含めた総額を提示しているケースもあります。
金額を比較する際は、金額の高い安いだけでなく、 次の点も確認してください。
・使用するインプラントメーカー
・手術後の保証期間と内容
・メンテナンス費用が含まれているか
・追加処置が必要になった場合の対応
最後に
オールオン4は、決して安価な治療ではありません。ですが、その費用には「一生使える歯を、安全に、精密に作る」ための技術と時間、そして責任が詰まっています。
当院では、初回のカウンセリングで費用の内訳を一つひとつご説明し、不明点がなくなるまでお付き合いさせていただいております。ご不安な点があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
当院の場合は、すべて含めて250万円くらいからとなります。骨の状態、歯の状態によって金額が変動しますので、無料相談で詳しくお伝えします。無理にオススメすることはありませんので、心配ご無用です。
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