なかの歯科・矯正歯科クリニックの院長、中野浩輔です。ご質問いただいた「アイコス（加熱式タバコ）を吸っていることが歯肉に悪影響を与えるか」という点についてお答えします。

アイコスと歯肉への影響

アイコスは従来のタバコと比べて煙が少なく、臭いも少ないことから、歯や歯肉への影響が少ないと思われがちです。しかし、いくつかの点で歯肉に悪影響を及ぼす可能性があります。

1. ニコチンの影響：

   • アイコスにもニコチンが含まれています。ニコチンは血管を収縮させる作用があり、歯肉の血流を悪化させる可能性があります。これにより、歯肉炎や歯周病のリスクが高まることがあります。

2. 口腔内環境の変化：

   • 加熱式タバコの使用は、口腔内の細菌バランスに影響を及ぼすことがあります。これが歯肉病の原因となることも考えられます。

3. 歯の着色：

   • アイコスは従来のタバコに比べて歯の着色が少ないとされていますが、完全に着色がないわけではありません。

健康な歯肉のために

• 定期的な歯科検診：歯科医師による定期検診を受けることで、歯肉の健康状態をチェックし、問題があれば早期に対処できます。
• 適切なオーラルケア：正しい歯磨きと歯間清掃を日々行い、口腔内を清潔に保つことが重要です。
• ライフスタイルの見直し：タバコ製品の使用を控えることは、歯肉だけでなく全体的な健康にも良い影響をもたらします。

まとめ

アイコスを含む加熱式タバコも、歯肉に対してリスクを持つ可能性があります。完全なリスクフリーとは言えず、歯肉や全体的な口腔健康のためには慎重な対応が必要です。歯肉の健康に関するご相談や定期検診は、なかの歯科・矯正歯科クリニックまでお気軽にご連絡ください。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。