ネオデントユーザーミーティングに参加してきました ~世界のトップメーカーから学ぶインプラントの未来~
ネオデントユーザーミーティングに参加してきました ~世界のトップメーカーから学ぶインプラントの未来~
先日、大阪で開催されたネオデントユーザーミーティングに参加してきました。
本当は午前中から参加したかったのですが、私は矢坂東町町内会の副会長も務めており、この日は町内会の七夕イベントの準備がありました。
朝から地域の皆さんと一緒に七夕の笹の飾り付けを行い、子どもたちや地域の方が楽しめるように汗を流しました。歯科医院の院長という仕事だけでなく、地域の一員として町内会活動に携われることは本当にありがたいことです。
そのため、午後から大阪へ移動して会場に向かいました。
会場に到着すると、全国から集まった歯科医師の先生方やメーカーの担当者の方々で大変な熱気に包まれていました。
そして何より嬉しかったのは、昔から親しくしている先生方や、海外の学会で一緒に学んだ友人たちと再会できたことです。
「久しぶり!」
そんな何気ない一言から始まる会話ですが、お互いの近況を報告し合い、症例について語り合い、情報交換をする時間は本当に貴重です。
歯科医療は日進月歩。
昨日までの常識が、数年後には非常識になることも珍しくありません。
だからこそ、こうした勉強会やユーザーミーティングは、単なる講演会ではなく、自分自身をアップデートする大切な時間でもあります。
今回の主役であるネオデントインプラントは、世界最大級のインプラントメーカーであるストローマングループのブランドです。
ストローマンといえば、世界中の歯科医師が信頼するトップブランド。
ヨーロッパはもちろん、南米やアジアなど世界各国で非常に高いシェアを誇っています。
実は当院でも約4年前、埼玉県の尊敬するI先生からのご紹介をきっかけに、それまで長年使用していた「赤色のインプラントシステム」から、ネオデントへ大きく切り替えました。
インプラントメーカーを変更することは、歯科医院にとって決して簡単な決断ではありません。
器具も変わります。
手術方法も微妙に変わります。
スタッフ教育も必要になります。
しかし、それだけの価値があると判断したからこそ、大きな決断をしました。
実際に使用してみると、初期固定が非常に良く、骨とのなじみも安定しています。
これまで数多くの症例を経験してきましたが、大きなトラブルも少なく、安心して使用できるインプラントだと実感しています。
現在では通常のインプラント治療だけでなく、オールオン4やフルアーチインプラントといった大規模な症例でも積極的に使用しています。
今回の講演の中でも、私が最も楽しみにしていたのは、午後最後に行われたフルアーチ・オールオンXのセッションでした。
ここでは全国で活躍されている先生方が、多数の症例を発表されました。
その中で私が特に印象に残ったことが3つあります。
まず一つ目。
30代前半という若い先生方が、すでにフルアーチやオールオン4を数多く手掛けていることです。
私が若い頃には考えられない時代になりました。
デジタル技術が進歩し、教育システムも充実し、若い先生方がどんどん難症例にチャレンジされています。
頼もしい限りです。
二つ目。
これは少しショッキングでもありました。
まだ保存できそうな歯も積極的に抜歯し、フルアーチ治療へ移行している症例が少なくなかったことです。
もちろん、それぞれの先生には明確な治療方針や長期予後を見据えた考え方があります。
一概に良い悪いとは言えません。
しかし、私は改めて「歯を残すこと」の大切さを考えさせられました。
当院では、マイクロスコープを使用した根管治療や外科的歯内療法、歯周組織再生療法、矯正的挺出(エクストルージョン)など、できる限り天然歯を残す努力を続けています。
そして、本当に保存が困難になった時に初めてインプラントという選択肢を提案しています。
天然歯に勝るものはありません。
この考え方は、これからも大切にしていきたいと思います。
三つ目。
デジタルを極めている先生方であっても、フルアーチ補綴の最終仕上げは今でもアナログの技術を大切にされていたことです。
口腔内スキャナーやCAD/CAM、3Dプリンター、AIなど、歯科医療は急速にデジタル化しています。
しかし、最後の咬み合わせの調整や細かな適合、審美性の追求には、歯科技工士さんの経験や熟練した技術が欠かせません。
最先端のデジタル技術と、長年培われたアナログ技術。
この二つが融合してこそ、本当に質の高い治療が完成するのだと改めて感じました。
今回のユーザーミーティングは、本当に多くの学びを得ることができました。
そして、その翌日。
タイミング良くストローマンの担当者の方が当院へ打ち合わせに来られました。
その方は開口一番、こう言われました。
「先生、どうすれば、なかの歯科で、もっとネオデントやストローマンのインプラントを使っていただけるでしょうか?」
私は、その姿勢に感心しました。
すぐにアポイントを取り、すぐに医院へ足を運び、自分たちの目的を率直に伝える。
営業とは商品を売ることではなく、お客様との信頼関係を築くこと。
その基本を徹底されている姿を見て、「できる営業マンとはこういう方なのだ」と感じました。
世界トップメーカーが世界トップメーカーであり続ける理由は、製品の品質だけではありません。
担当者一人ひとりの行動力や誠実さ、そして「現場の声を聞こう」という姿勢にあるのだと思います。
歯科医療も同じです。
技術だけではなく、人として信頼されること。
患者さんの声に耳を傾け、常に学び続けること。
これからも世界の最新技術を積極的に学びながら、「岡山で最高水準のインプラント治療」を提供できるよう、スタッフ一同努力を続けていきたいと思います。
ストローマン、そしてネオデント。
世界トップブランドには、やはりトップであり続ける理由がありました。