私は大器晩成と唄う私は今から
歯科医師の仕事もオールオン４のオペも
ザイゴマインプラントも英会話も
誰よりも努力するつもりだ。

しかし大器晩成って何歳まで有効なのだろうか？

ある歯科医師の先生からメルボルンには
2軒のエルメスショップがあり
日本に入っていないアクセサリーや
バッグが普通に売っているとの情報を得た。

岡山にも岡山高島屋にエルメスはあるが残念ながら
2月でクローズするために中国地方で
エルメスショップは残念ながら無しになる。

私はこの数年はコロナの影響もあり妻に
クリスマスプレゼントもお誕生日プレゼントも
全く渡していない。

また来月は彼女の誕生日でもある。

これがラストチャンスと私と他の2名の先生で
メルボルンのストローマンのオフィスで
オールオン４，ザイゴマインプラントの模型実習を
受けた後、Uberでダウンタウンの
エルメスショップに向かった。

しかし、その時間帯はメルボルンのダウンタウンは
メニーメニートラフィック、大渋滞の時間だった。

また工事のために1車線は交通規制をしている。

ショップが閉まるのが、午後6時、普通なら
10分15分で到着する距離が大渋滞で全く進まない。

「このままでは間に合いません、走った方が早いです。」

その先生の一言で私たち3名は車を降りて
ラスト1キロをエルメスまで走ることになった。

しかし、もうすぐ６１歳の体脂肪率２０％に近い私には
緩やかな登り坂道の1キロのランは正直きつかった。

しかし私の他の2名の若い先生は
スーツケースを引いたまま坂道を走っているのだが
手荷物のない私よりスピードは速い。

「先に行ってください！」と言いながら信号の度に私が追いつくも

私には休憩タイムが全くない。

ショプが閉まる午後6時の10分前に
私と他の2名の先生はメルボルンダウンタウンの
エルメスショップに到着した。

私はラスト1キロを走ってきたので
夏のメルボルンで汗まむれのダラダラの状態だった。

「これならUberで来ていても、ほぼ同じ時間でしたね」
と言う先生の言葉が私の疲労感を大きく増した。