土曜日の診療後は縫合実習!「手技の差」が治療の質を左右します
土曜日の診療後は縫合実習!「手技の差」が治療の質を左右します
土曜日の診療が終わった後、当院では若い歯科医師を中心に縫合実習を行いました。
診療が終われば疲れているはずなのに、「もっと上手くなりたい」「患者さんのために技術を磨きたい」という気持ちを持って集まってくれるスタッフには、本当に感謝しかありません。
今回の実習では、シリコン製の縫合パッドや模型を使用しながら、
- 親知らずの抜歯後の縫合
- 多数歯抜歯後の縫合
- インプラント手術時の縫合
を中心に、実践形式でトレーニングを行いました。
写真をご覧いただくと分かるように、それぞれが真剣な表情で針の持ち方や糸の結び方を確認しながら、一針一針丁寧に練習しています。
歯科医療は「外科」の要素がとても多い
一般の方にはあまり知られていませんが、歯科医療には外科処置が非常に多くあります。
例えば、
・親知らずの抜歯
・インプラント治療
・歯周外科手術
・歯根端切除術などの外科的歯内療法
・歯ぐきの移植や再生療法
これらはすべて外科手術です。
つまり歯科医師は、虫歯を削って詰めるだけではなく、メスを持ち、切開し、そして確実に縫合する技術が求められる職業なのです。
切開が上手であることはもちろん重要ですが、実は手術の最後を締めくくる縫合も同じくらい重要です。
縫合が上手だと治りも早い
「縫うだけなら誰でも同じでは?」
そう思われるかもしれません。
しかし実際には違います。
縫合が適切であれば、
- 傷口がきれいに閉じる
- 出血が少なくなる
- 感染のリスクが下がる
- 腫れや痛みを軽減できる
- 傷跡もきれいに治る
といった多くのメリットがあります。
逆に、強く締めすぎても弱すぎても傷の治りに影響します。
針を刺す位置や角度、糸を結ぶ力加減まで、すべてが治癒に関係してくるため、経験と反復練習が欠かせません。
だからこそ当院では、診療時間だけでは身につけられない細かな技術を、院内実習で繰り返し学んでいます。
インプラントでは特に縫合が重要
私が毎年1,000本以上埋入しているインプラント治療でも、縫合技術は非常に重要です。
骨にインプラントを埋入した後、歯ぐきをどのような位置で閉じるのか。
テンションをどのように分散させるのか。
傷口に余計な力がかからないように、どの位置に針を通すのか。
こうした細かな配慮が、術後の腫れや治癒スピード、さらにはインプラントの長期的な安定にも影響します。
患者さんからは「インプラントを入れる技術」に目が向きがちですが、その成功を支えるのは、切開や縫合を含めた一つひとつの基本手技なのです。
「基本」を繰り返すことが一番大切
スポーツ選手が毎日素振りやランニングを続けるように、外科治療も基本の反復が何より重要です。
経験を積んだから練習しなくていい、ということはありません。
私自身も35年以上外科治療を続けていますが、今でも国内外のセミナーで新しい縫合法や切開方法を学び続けています。
医療技術は日々進歩しています。
だからこそ、私たちも学びを止めるわけにはいきません。
患者さんにより安心・安全な治療を届けるために
今回の縫合実習も、終始笑顔が絶えない和やかな雰囲気でした。
しかし、針を持つ瞬間になると全員の表情は真剣そのもの。
楽しみながら学び、互いに教え合い、高め合える環境が当院の良いところだと改めて感じました。
こうした日々の地道なトレーニングの積み重ねが、患者さんにより安全で質の高い医療を提供することにつながります。
これからも岡山なかの歯科・矯正歯科クリニックでは、「学び続ける歯科医院」であり続け、スタッフ全員で技術を磨きながら、一人でも多くの患者さんに安心して治療を受けていただけるよう努力してまいります。
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こんにちは。岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック院長の中野浩輔です。いよいよ今年も、当院恒例となった「夏の大抽選会」がスタ…