削らない虫歯治療 痛くない虫歯治療  岡山の歯科医院

Written on 2019年4月28日, by 中野 浩輔

削らない虫歯治療 痛くない虫歯治療

虫歯治療につきものなのが「キーン」という不快な器具の音や
「がりがり」と歯を削る振動や激しい痛み。

誰もが嫌なあの「キーン」と「がりがり」。

しかし近年、「削らない、痛くない」を重視する、
新しい治療法が登場してきています。

重度の虫歯でも、できる限り歯を抜かず、歯根を残す。
そんな、虫歯治療の最新トレンドをご紹介します。


①基本的な虫歯に関する知識

虫歯の進行度「C0(シーオー)~C4(シーよん)」は5段階

CO(シーオー) 初期虫歯 表面に穴はなく、色が白や茶色に変色している程度
        自然治癒も可能

C1 (シーいち)虫歯による歯の進行、脱灰が表面のエナメル質にとどまったもの
        (痛みやシミの症状はほとんど無い)

C2(シーに) 虫歯による進行、脱灰が内部の象牙質にまで進行したもの
      (歯がしみたり、ときどき痛みが出ることも)

C3(シーさん)虫歯が進行して、歯の神経まで達したもの
      (熱いお湯がしみたり、夜眠れないほどズキズキとひどい痛みが出る)

C4(シーよん)虫歯が進行し、歯の頭の部分が無くなり根っこだけが残った状態
       (痛みは逆に無いのだが、治療は抜歯になることが多い)


ほとんどの歯医者は私も含めて、「歯は削れば削るほど、どんどん悪くなる」
「神経を取った歯は脆くなるために、寿命は短くなる」ことを知っています。

そのために自分の家族の歯の治療は、なるべく歯を削らない、削る場合も
最小限にとどめる、なるべく神経は残す治療を行っています。

では普通の歯科医院では、その削らない治療法は、
なぜ一般的に行われていないのでしょうか?

これは健康保険がカバーする歯の治療法は細かくルールによって
決まっているからです。

健康保険のルールでは、C2の虫歯はこの位まで削って、
この材料を使ってこう治療して下さいと細かくルールが決まっているのです。

予防拡大(よぼうかくだい)と言って、虫歯になりやすい部分は
同時にしっかりと多めに削りなさいと言う方法も、歯学部や歯科大学で
は現在も教えられているため、しっかりと削る歯医者が未だに日本では多いのです。

また、日本の健康保険は出来高制ですので、C1の虫歯でも経過観察をすれば
歯科医院の収入は0円(ゼロエン)となり、削って詰めて初めて
私達は収入がもらえるのです。

しかし、このしっかりと削る虫歯の治療法はヨーロッパやカナダ等の
虫歯予防虫歯治療先進国から見るとかなり古いル-ルなんです。